第9話
凛は半信半疑だった。誠は昨日来なかった。この3を信じていいのか。
それでも、凛にとっては信じることが誠への気持ちの大きさだった。誠を信じて待つ。待っている間もツイートは続けた。
まだ? 3
すぐできるでしょ? 3
連絡しないつもりでしょ? 2
いつ連絡してくれるの?明日? 3
まるでいたちごっこだなと凛は思った。それでも、このやりとりが楽しくて凛はツイートを続けた。
仕事の相談もした。
今抱えている仕事が締め切りぎりぎりになりそうか、間に合わない。どうしよう?とツイートすると2。
まだ報告するには早いかな? 3
もう少し頑張ってみる。 3
ツイートは一日中続いた。毎日の会話が楽しくて仕方無かった。
誠はいつもお返事してくれた。凛はそれが嬉しくて、おはようからおやすみまでツイートを続ける毎日をまた送っていた。
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