第4話

誠と優のイベント後も二人の動画を見ていた。すると、少し様子がおかしいことに凛は気づいた。何かあったのかな?程度に思っていたが、凛もまだ体調が良くなかった為そのことをツイートしてみた。


すると次の動画で少し様子がまた変わったように見えた。凛は不思議に思い、またツイートをしてみた。そして次の日、また動画を見るとまるで凛のツイートを見たかのような動画の内容だった。そんな偶然が数日続き、凛は誠と優がTwitterを見ていると確信を持った。


しかし、凛は自分に自信が無かった。数字は苦手だったし、仕事はできることをしていた。さらに精神的に病気を持っていて薬も飲んでいる。さらに誠や優よりかなり年上だった。


だからそのことを揶揄してツイートしてはツイ消しをしていた。二人が見ていることは分かっていた。1回のツイートはたったの120文字。その中に自分のことを揶揄してツイートして私はこんな人ですというのは、なんと全く伝わっていなかった。


2人は、誠と優を揶揄していると受け取った。どんどん関係が悪化していく凛と誠と優。


凛はそのアカウントを消すことにした。凛は複数のアカウントを持っており、違うアカウントを更新して気を紛らわすことにした。一瞬でも憧れの二人と繋がっていた。それだけに、こんな結果になってしまったことが残念だった。

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