おっぱい
見神無行(サトゥルヌス=ユピテル)
おっぺぇの終わりにて
あーだっりぃ。
おっぱいすいてぇなおい!
しかし、おっぱいはあるわけねぇだろが!
おっぱいがあったら大したもんだ!
おっぱいがなかったらだめじゃないか!
おっぱいを…
なんだろうなぁ。
おれはおっぱいを吸いたい訳じゃないんだけどな。
もごもごもご。
ああ、これはおっぱいかな?
おっぱいすいてぇ。
おっぱいはすいてぇが、おっぱいはすわれたくねぇんだ!
わかったか!
ばか!
うわー。なんか変な夢見た。寝起きわっる。足くっさ。
おっぱいくっさ。
いや、おっぱいはねぇな。なんでおっぱいなんか想像したんだろう? と言うか何の夢見たんだろう? と言うかおっぱいってなんだろう?
いや、ちょっとまておっぱい!
てめぇのおっぱいはおっぱいやろがい!
「おにいちゃん! なにいってるんですか?」
赤茶の制服を着た妹がやってきた。おっぱいはまだない。
「早く学校に行きますよ?」
「なんだと!
学校だと!
ここはどこだ!
貴様は誰だ!」
むっ、と妹ちゃんは機嫌を損ね、
突き出した指を逆側にへし折られる。
「いてててて! いてぇ! いてぇぞ! おっぱいみせろぉ! おっぱいかえせ! おっぱいを探せぇ! そこらの海に置いてきた! 世はまさに大おっぱい時代!!」
「全く、生徒会長が何言ってるんですか?」
「うん? おっぱいだけど?」
「はぁ、全くこれからだいつも大変なんですよ。ふぅ」
「てめぇはおっぱいねぇくせにふざけてるのか!」
妹は震えているように見える。寒いのかな?
スカートやし、スカートちらってやっちゃたりして。
ちらっ。ちらっ。
「ぐっ、おっぱいあるわ! みますか! 今見ますか!?」
「みねぇよ。くっさ。きっも。えっろ」
ごちぃいいいん! 気がついたらあたまの上になぞの衝撃があった。
さすがに怒られたみたいだ。ドンマイ、おれ。
「いってぇ! おやじにも殴られたことないのに!」
「今日から私がおやじだ! ばかたれが! 糞して、ケツ拭いてさっさと行くぞ! カァアスゥ!」
「こっわ」
おれは仕方なしにケツ拭いて登校することにした。
「そして未来へ続く!
きさまが! 栄光の架橋とならんことを!」
「何言ってるんですか! 変態!」
おわり(たぶん)
おっぱい 見神無行(サトゥルヌス=ユピテル) @mikamimuko-
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