第4話
センセイへ
センセイおげんきですか。わたしはげんきです。きょう、はじめてゆきをみました。ゆきはしろくてつめたくてかわいいです。あめみたいにおそらからふってきますが、あめよりもゆっくりふってきます。あめはすきじゃないですが、ゆきはすきになりました。おとうさんがゆきはつもるんだよといっていましたが、ぜんぜんつもりませんでした。
あと、おてがみありがとうございます。やっぱり、センセイのてがみはむずかしかったので、おかあさんによんでもらいました。文女のおなまえ、ありがとうございます。さっそくあした、そのこにきいてみます。
あと、あしたおかあさんといっしょにランドセルをかいにいきます。もともとは、いとこのおねえさんのランドセルをおさがりしてもらうっていってましたが、きゅうにかってくれることになりました。わたしはおさがりでいいよといっていましたが、ほんとうは、あたらしくかってもらいたかったので、とってもとってもうれしいです。おさがりだったらあかいランドセルでしたが、あたらしくかってもらうので、わたしはくろいランドセルがほしいとおもいます。センセイが、たまにせおっているはこが、くろくてきれいでかっこういいので、わたしもくろがいいなとおもいました。でも、おかあさんが、くろはおとこのこのいろだから、おんなのこはあかなのよ、といっていました。わたしはおんなのこなので、あかいランドセルになるかもしれません。あかもきれいでかわいいですが、わたしはくろがいいなとおもいました。なんであかなのっておかあさんにきいても、そうきまっているからといわれました。なんでランドセルは、おんなのこはあかで、おとこのこはくろなんでしょうか。センセイしっていたらおしえてください。よろしくおねがいします。
またおてがみかきます。おげんきで。
ナツキより
ついしん
ランドセルというのは、しょうがっこうにかようひとがもつ、かばんのことです。センセイのもってるはこみたいに、せなかにせおって、なかに、きょうかしょとか、えんぴつとか、いれてもつための、かばんです。あかとくろがあります。わたしはくろがいいです。
書函の記 時汀 @tokitei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。書函の記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます