第7話 奇跡

元太「コイツ、本当に強いのかな?」


茜「きっとそうかもしれない、でも俺達は負けない。」


元太「うん。」


先生「おい、まさか逃げる気か?」


茜「先生、俺は先生を本当の優しい先生に戻して上げます。」


元太「僕もです、強敵の先生にはなって欲しくないんです。」


先生「お前ら・・・。」


メアリー「今こそ、戦うのです!」


元太「メアリー、いつから居たの?」


メアリー「私は女神です。」


茜「女神だと・・・でも、どうしてここに居るんだ。」


メアリー「本来なら私はメアリーの姿かもしれませんが、本当は私の正体はあなた達を助けるためにここに舞い降りました。」


元太「女神様、僕達、あの先生を倒したいんです。」


茜「でも、今の俺達にはきっと勝てないと思います。」


メアリー「分かりました。」


先生「な、何をする気だ。」


メアリー「私はあなたを倒します。」


先生「ふっ、やってみるならやってみな。」


メアリー「分かりました。」


そしてメアリーは剣を持って先生を倒した。


元太「すごい、メアリーって本当は何者なんだよ。」


茜「うん、でもすごい。」


メアリー「ありがとう、でも私には負けたくない気持ちがあるからね。」


元太「さすが。」


茜「元太、浮かれている場合じゃないよ、俺達も戦おう。」


元太「うん、分かった。」


先生「皆まとめて倒してやる。」


そして先生は魔王に変身をした。


魔王「お前たちの実力を見せてもらおう。」


茜「ギャー、無理無理無理無理、これは倒せないよ。」


元太「えーっ、お前は弱いなぁ。」


茜「だから俺はもう嫌なんだよ。」


元太「諦めるなよ。」


茜「無理無理無理、絶対に無理!」


元太「逃げるなよ、男らしくないよ。」


茜「だって、今まで以上に大きいよ。」


元太「確かにそうかもしれないけど、それでもお前だけ逃げるのは卑怯だよ。」


茜「うう・・・ううっ・・・元太、俺、怖い。」


元太「泣くなよ。」


茜「うわぁーん!」


元太「話にならない、とりあえず僕だけあの魔王を倒す。」


魔王「この生意気が!」


元太「くっ、僕は絶対に負けるもんか。」


茜「元太・・・。」


メアリー「茜、行きなさい。」


茜「でも無理だよ。」


メアリー「大丈夫、私が居るので安心してください。」


茜「まぁ、俺はもうすぐで死ぬからいい。」


メアリー「そんな事ない、私を信じて。」


茜「メアリー・・・。」


魔王「そんな刀じゃ俺を倒せない。」


元太「くっ、どうすれば良いんだよ。」


茜「元太っ!」これを使え。」


元太「サンキュー。」


茜が投げたのは魔王でも倒せる不思議な剣だった。


元太「すごい、これなら倒せるかも。」


茜「俺は元太をサポートするから。」


元太「うん、分かったよ。」


そして戦いはついに最終戦まで続いた。

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