第3話 二人の過去

《公園》


メアリー「元太は両親は居るの?」


元太「ううん、今はもう居ないよ、僕が生まれたあとから両親は亡くなったけど、僕が高校生になるまでは僕はずっと家で引きこもっていた。」


メアリー「そうなんだ、私も父親が亡くなって今は母親と一緒に住んでいるよ。」


元太「悲しくなかった?」


メアリー「うん、でも寂しかったし悲しかったよ。」


元太「そっか、僕も同じ気持ちだよ。」


メアリー「うん。」


二人は抱きしめた。


元太「さぁ、行こう。」


メアリー「えっ、どこに行くの?」


元太「それは秘密だよ。」


《秘密基地》


元太「ここだよ。」


メアリー「秘密基地?」


元太「うん、僕が小学生の時にずっと住んでいた秘密基地だよ。」


メアリー「元太って、家には帰らないの?」


元太「うん、でも僕は今でも使っていたけどね。」


メアリー「そっかあ、でも私も秘密基地に入りたい。」


元太「うん、いいよ。」


メアリーは秘密基地に入った。


元太「景色はどうだ?」


メアリー「すごいきれい、私の街にも無も景色が無いから、ずっと見たかった。」


元太「良かったね。」


メアリー「うん。」


そしてその時だった。


《爆発音》


元太「な、何だ今の音は⁉」


メアリー「きっと誰かが仕掛けたと思うよ、とりあえず行ってみよう。」


元太「うん。」


《商店街》


元太「人がたくさん死んでる・・・。」


メアリー「うん。」


長老「元太、よく生きておったな。」


元太「長老、お久しぶりです。」


長老「元太、この子は誰じゃ?」


メアリー「初めまして、メアリーです。」


元太「ちなみに彼女は今、僕の家で暮らしています。」


長老「そうかそうか、可愛い孫が帰って来たかのように美しい。」


メアリー「光栄です。」


元太「長老、ここは危険です、僕達と一緒に逃げましょう。」


長老「それは出来ん。」


元太「どうしてですか!まさか、長老も・・・。」


長老「いいやワシは、ばあさんと一緒に残る事にするのじゃ。」


元太「おばあさん?」


長老「元太はメアリーと一緒に逃げるんじゃ。」


元太「は、はい、分かりました、長老も早く非難をしてください。」


長老「分かった。」


そして僕達は走って安全な場所に避難をした。



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