第11話 実はそんなに読書好きじゃなかった
はい、衝撃的なサブタイトルですね。そのとおり、私はそんなに読書好きではありませんでした。
だってさ、如月的には『暇つぶし=読書』だったわけですからね。
10話でちょっと社会人になってからのことを書きましたが、人生で一番本を読んでいるのは多分今で、二番目は高校生の時、三番目は小学生の時だったと思います。
小学生の時は暇つぶしでしたし、高校生の時は図書委員仲間とあーでもないこーでもないと喋るのが楽しくて読んでいた部分もあります。
で、あの頃は村上龍が好きだったんですが、みんなが読んでるからどんなもんかなーと「グイン・サーガ」や「魔界水滸伝」みたいなやつも読んでみたんですね。
全然合わねー……。
いや、だってさ、私の好きな村上龍ってドラッグ・バイオレンス・セックスの三本立てに+殺人とかあるわけじゃん。そんなの好んで読んでるやつが「グイン・サーガ」やら「魔界水滸伝」読むわけよ。合うわけないじゃん。
グインはヒロイックファンタジーだし、魔界水滸伝はクトゥルフやで? ぶっちゃけ、グインは天野さんのイラストが好きで読んでたようなとこあるし、魔界の方はイラストは永井豪だったな、とにかくクトゥルーの皆さんの気色悪いこと気色悪いこと……。
簡単に言うと「好きでもないのにとりあえず読んでいた」って感じなんです。
それを今頃思い出したのには理由がありまして。
みんなね、本屋さんで本を手に取って「次はどれを読もうかな」って探す楽しみがあるっていうじゃないですか。私、それ無いんです。
異世界嫌い、ホラーは醒める、恋愛ものは引く……好き嫌いが激しいんですよね。だから確実に自分の好きなものを読みたい。でもそれを探すのって大変。
で、めんどくさいから勧められるままに読んでたんですね。
今はいい時代になりました。SNSで読了報告をする人が大勢いる。その中で興味を惹かれたらそれを読めばいい。
読書メーターもすごくいいです。自分と相性のいい読書家さん(同じ本を読んでる率が高い人)が表示されるので、その人の読んでいる本のレビューをチラ見すると、大抵心惹かれます。
新しいものを発掘するのがめんどくさい如月はよくシリーズものにも手を出します。シリーズものならそんなに失敗しないからね。
そういう意味では、「自分の好きな本を自分で探して読む」ようになったのは本当にここ数年です。2年くらい?
なので、自分では読書歴2年だと思ってます。それまでは好きで読んでたわけじゃないんでね、教科書読むのと同じレベルだね。
こんなやつでも小説っぽいもの書いて発表できるんだから、いい時代になったよね。
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