第6話 正夢【後編】 

?「ねえ」

すこし大人びた女性の声がした

俺は、少し驚き後ろを振り返った

そのには、クラスメートの星野明がいた

俺「なにやってんだ?こんなとこで」

星野「あなた、改の能力者でしょ、しかも

結構強力な」

なぜ、そんなことしってるんだ?

俺は、ふと疑問に思った

俺「知ってたんだ、それな…

星野「それだけなら、まだいい」 

星野「なにか大事な事を隠してるでしょ?

   能力のことで」

俺は、息を飲んだ。正直、隠してるわけでは、ないが心あたりのあることがある



そう、妹が殺されたあの日に俺は、自分

でもよくわからない能力を使った

時を止めた?みんなより数万倍、速く動く?

どちらの表現が正しいか解らないし、

もしかしたらどちらとも違うのかもしれない

俺は、正直にいった

「隠してることなんてない!ただ自分でも

 自分の能力のことが解っていないんだ」

星野「そうなんだ。なら尚更危険ね」

俺「どういう事だ?」

星野「私もあの時、現場にいたのそしたら

   あなたの能力を目の当たりにした。

   正直、あんなとこ監視役に見られたら

   一発でマークされるわ」

俺「ああ、そんな気がする」

星野「さっきあなた、自分でも能力が解らないっていったわよね?」

俺「ああ」

星野「なら、確かめさせて」

そう言うと星野は、全速力で向かってきた

俺「どういうことだよ」

俺は、星野の蹴りやパンチに避けるのに必死になりながらそう答えた

星野「あなたがもし私に嘘をついているなら追い詰められたら、あれを使うかなって」

俺「そんな無茶苦茶な」

星野「あなた手加減してたら痛い目みるわよ?」

俺は、攻撃を避けた途端、星野は、後ろに回り込み俺を攻撃した。

俺「こうなったら仕方ねえ」

女に本気を出すのは、しょうにあわないが


俺は、星野の回りの空間を歪めた、しかし

星野は、軽々しく交わして近づいてくる

俺「どうなってんだ」

星野「私の能力は、自分のIQを限界まで

引き上げること制限時間は、あるけど

力をセーブして戦えば制限時間は、伸ばす

ことができる」

俺「だからか、」

俺の考え方、行動パターンは、読まれている

このままでは、確実に向けてしまう


俺は、守るのに必死になりながらあることを

思い付いた。

待てよ。逆ならどうなる?

星野「これで決める」

星野が本気で拳を振ってきた。

たぶん考えれば俺の行動パターンは、読まれるだろう


考えれば


俺は、星野の攻撃を交わした

星野「なんで!?」

確かに頭脳戦では、お前には、絶対に勝てない」

星野「まさか!」

星野は、驚いた顔でそういった

俺「勘で動けばいいだけだろう」

俺は、再度空間を歪めた

星野「避けれない」

その時、

星野「いてててて」

星野は、頭に手を当てながら地面に座り込んだ

俺「どうした」

星野「能力の制限時間みたい。あんたの勝ちよ」

俺「てか、歩けるか?」

星野「しばらくは、きついかも」

俺「仕方ねえか」

星野「え?」

俺は、無理矢理、星野をおんぶした

星野は、顔を真っ赤にした

星野「なにしてんのよ」

星野は、そう言いポカポカと俺の頭を叩く

俺「星野も意外とそういう一面もあるんだな」

星野「なによそれ」

星野は、ボソッと呟いた

俺「ん?なんか言ったか?」

星野「なんでもない!歩くの遅い!」

俺「はいはい」

俺は、そういって星野を家の近くまで送ってやった




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