第4話 名前のない日々【後編】

午後の16時28分ようやく一日の授業が終わった


「なんでか知んないけど休み明けの授業ってスゲー長く感じるよなー」

俺は、一人でつぶやいた

?「確かになーメイドカフェの時間は、一瞬だってのに」

うわっびっくりした

「なんだ萩井かよ。いるなら言えよ」

そこには、いつものヘラヘラした顔で足並みを合わせてくる萩井の姿があった

「いやー話声が聞こえるなーって思って後ろで聞いちゃった。てへっ」

いまどきそんなこと言う奴が残っていたとは..

萩井「そーいやもう少しで文化祭があるよなー」

俺「ああ、確かに」

そーいやあと一ヵ月後くらいに文化祭があるんだよなー

隣を見ると萩井が勇ましい顔で何か決意を決めたような顔をした。

萩井「女子にモテるために!今から俺とバンドを

俺「却下」

萩井「何故だ」

俺「今からじゃ遅いだろうし、俺楽器やったことないし、メンバーいないし

前提として女子のモテるためだし!やる前から問題多すぎなんだよ

未だに夏の補習で貰った課題終わってないし、そっちやんねーと」

萩井「しょぼん」

萩井は、悲しそう顔をしている」

なんて分かりやすい奴だ

俺「まあ俺でもできそうなことがあったら、また誘ってくれよ」

萩井「ああ」

俺「じゃ、俺こっちだからまたな」

萩井「またな」

俺と萩井は、それぞれの家の方向へと向かった。

そーいや、さっきまで話しててきずかなかったけどもうくらいな


辺りは、すっかり暗くなっており、電柱の光が存在感を増す

「もー少しで家につくな。」

白いレンガと茶色い屋根の少し変わった雰囲気の自分の家が見える

サッ

「ん?」

今誰かが、電柱に隠れたような…電柱から黒いズボンが見える

ツッコんだ方がいいのか?

まあ今日は、帰ってすぐに寝るとするか。

人影が見えたら無視して歩くというのが王道的という、あれな話は、

置いといて俺は、風呂に入ってリビングに入るとブドウパンと手紙が置いてあった



「今日は、疲れたから先に寝るね

               母より」

そういや最近.全然母さんに会えてないなー


まあ思うところは、色々あるが俺も寝るか、明日学校だし」

そう言って俺は、静かに眠った

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る