新作品に投稿している第5話です 表示がおかしい

●新作品の続きですが、様子を見てこちらに投稿していきます。

本作品で語られなかった疑問の答えが出ていたりするので、是非読んで下さいますよう宜しくお願いいたします。


「あら、申し訳ございません!カードの確認を忘れてしまいました。」


 え?もう遅いんじゃないか?さっき額に当ててって言うからやっちまったぞ?

「カード、元に戻せないのか?」

 ダメ元で聞いてみるが、案の定というか、

「申し訳ございません。一度取り込んだカードを取り出せたという事案は、残念ながら御座いません。死ねばその限りでは御座いませんが。」


 うわあ、マジかよ。まあちゃんと確認できればいいんだろうけど、どうすれば?

「どうやってカードを確認するんだよ?」


 俺は訳が分からないからそう聞いてみる。

「人には少なからず魔力が備わっておりますので、その魔力で表示を確認できます。”ステータスオープン”と念じていただければ確認できますし、魔道具で表示も可能でございます。」


 ステータスオープン?

 そう思ったら、なんか頭に?表示が出る。



 <名前:章 努しょう つとむ>


 <種族:  人間>


 <年齢:  15>


 <性別: 男の子>


 < LV:    0>


 <燭堯:游者Lv0>


 <恥寡裸 : F>


 <胎侶垢 :F>


 <恥力   : E>


 <精子NO力: D>


 <春貧    : E>


 <魅力    : C>


 <運   : S>


 <保有スキル>



 <特殊(ユニーク)スキル及びギフト>

 ???・???・???


 <称号>


 遊者


 <所属>


 無し



 ・・・・おいなんだこりゃあ!色々おかしいぞ?どう読むんだこれ?

 注:本来ならこうなるはずでした。



 <名前:章 努しょう つとむ>


 <種族:  人間>


 <年齢:  15>


 <性別: 男の子>


 < LV:    0>


 <職業:勇者Lv0>


 <力 : F>


 <体力 : F>


 <知力 : E>


 <精神力 : D>


 <俊敏 : E>


 <魅力 : C>


 <運  : S>



 <保有スキル>


 無し


 <特殊(ユニーク)スキル及びギフト>

 ???・???・???


 <称号>


 勇者


 <所属>


 無し


 注:どういう訳か、正常な表示がなされておらず、色々おかしな事になっている。

 そしてこの表示が後々まで厄介ごとになるのであるが、今はまだそんな事態になるとは思っていない。


 俺が混乱していると、そばにいる女、案内人だっけか?が、

「どうされましたか?」

「どうしたもこうしたも、色々おかしすぎてどうしたらいいんだ?表示がめちゃくちゃだぞ?」

「え?少々お待ち下さい、こちらで確認いたします・・・・成程私共には読めませんから、こちらの言語に変換でしょうか?で・・・・え?何ですかこれ?ちょっと!貴方ゆうしゃじゃなかったの?」

「ええ?何々どうしたんだ?俺はさっき金髪の別嬪さんに勇者召喚とか言われ、ここに連れられたんだぞ?」

「ま、まさか!姫様が召喚を失敗なさる事などあり得ませんが、これは・・・・貴様、何をした!遊び人の分際で姫様に近づくとは、その罪万死に値する!今すぐ死ね!」


 俺は心底驚いた!

 温和そうな女が、いきなり恐ろしい形相になって、突然手にしていたナイフで俺に切りかかって来たからだ。

「うわあ!あぶねえって!すげえなこの鎧。なんともないぞ?」


 俺はそう言いつつ、距離を取り、一目散に逃げる。

 最初にいた部屋に行かないと。あ、スマホはきっちり回収した。ついでにこの石板とやらも収納したがいちいち確認できない。

「待て!逃げるな!」


 なんだなんだ?どうしてこうなった?俺は勇者じゃないのか?しかも招かれた、要請に応じたんだぞ、一応。なのに何で遊び人とか言われ、攻撃を受けてるんだ!


 気が付けば最初の部屋に居て、どうやらえらいさん、あれは此処のトップか?

「ど、どうされたゆうしゃ殿、もう着替えは済んだ・・・・ようじゃの。だが、何事じゃ?」


 するとあの狂った様に襲い始めた女が息を切らせてやってくる。


「皇帝陛下・・・・ハアハア・・・・この・・・・男は・・・・ハアハア・・・・勇者では御座いません!ハアハア・・・・」

「何?どういう事だ?娘の召喚でやってきたではないか!余も目の前で見ておったぞ?」

「どういう仕掛けか存じませぬが、この男・・・・ハアハア・・・・よりにもよって・・・・ハアハア・・・・”遊び人”でございます!」


 一瞬にしてこの場が凍り付く。

「なんだと!まさか!あり得ぬ!しかもよりにもよって遊び人だと!」


 俺は気が付けば周りを兵士で囲まれ、兵士?騎士か?により捕まってしまった。

「何の目的か知らぬが、今すぐ国外追放じゃ!誰か、この者を連れて行け!せめてもの情けじゃ!命までは取らぬ。いや、慣例に従えばどこかの村か。まあいい。任せた。」


「んな!無茶苦茶な!俺が何をしたっていうんだ!あの女を連れて来い!」

「黙れ下種が!」

 俺は頭を強く殴られ、意識を失った・・・・


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