第532話 いざ魔大陸へ!

オイヴィを乗せた・・・・ちゃっかり雪奈と麻矢も同席してだけど・・・・ポチは、魔大陸を目指し飛び立っていきました。


一応、魔大陸へ上陸する前、この大陸の端っこにゲートを設置してもらうように言づけてあるので、ゲートを設置してもらったら、僕がそこに赴きゲート部屋を設置しておくつもりです。


まあでかいドラゴンが降り立って問題ない場所ってそうそうないので、その辺りはしっかりと見極めてもらわないといけませんが。


・・・・

・・・

・・



1時間ほどしてオイヴィが戻ってきました。


戻ったというべきか、設置したゲートを利用し、現れただけなのですが。


僕もゲート部屋を設置するためにオイヴィと共にポチの居る場所に向かいます。


【主よ、ここからは我が全速力で向かっても半日近くかかる。まさかエンシェントドラゴンに向かってくる魔物がいるとは思えぬが、我の背に乗る以上その辺りは自己責任としてほしい。】


「まあポチが襲われた場合は仕方がないな。一応3人には海に放り出されても生きていけるように魔道具は収納かばんに入れて持って行ってもらうよ。」


ぶっちゃけ魔導船がある。

3人には小型のを仕舞ってもらい持って行ってもらう。


多分道中、真ん中あたりでそういう目に遭った場合でも一月ほどであれば戻ってこれるであろう速度は出るはず。

流石にポチの全力には到底かなう訳もなく、あくまでも緊急措置。


まあ万が一、の場合。『備えあれば憂いなし』。


その後再びポチが出発するのを見送り、この地点を中心に3か所ほどゲート部屋を設置し戻ります。


万が一破壊されても3か所もあればなんとかなるだろうとの考えなのですが。


・・・・

・・・

・・


半日後、オイヴィが戻ってくれました。

どうやらポチは無事魔大陸に再び上陸出来たようで、僕もゲート部屋を設置すべく向かいます。


流石のポチも半日全力で飛んでいたのか疲れた様子で、


【すまぬが暫く休ませてもらおう。それと章と言ったか、あれらの気配が少し遠ざかっている。暫し休めば動ける故、その間にゲートやらを複数設置するがいいだろう。】



ポチはそう僕に伝えると、その場で動かなくなり、目を閉じてじっとしている。


雪奈と麻矢が世話をしているけれど、流石に疲れすぎたのかポチは無反応。


オイヴィの助けを借りてゲート部屋を複数設置していきます。


そしてポチが目覚め、

【もうよいのであれば向かおうぞ。】


今度は僕もポチの背に乗り、ポチは章君達と合流すべく飛び立ちます。


そして10分ほどして、ポチが章君達を発見します。


【あそこにいるのがそうだろう。】


ポチが少し離れた場所を示しますが、高度があって分かりません。


「近くに降りてくれないかい?」


【わかった・・・・あそこが良かろう。】


ポチが降り立ちますが、どうやら章君達がポチに気が付いたようで、慌てているのがわかります。


流石にポチが僕の従魔だとは知らないよね?

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