第256話 このような場所がまだあるようです

何やらアーダとザーラは、この建造物を調べていたようですが、


「じゅんぺいど・・・・旦那様、ここは何か違和感があるのだが見てはもらえぬか?」


「ええとアーダ、違和感って何?」


「うむ、どうやらここは砦の様な造りなのだが・・・・少し違う気がしてな。」


「具体的には?」


「うむ、この壁は、この建造物を中心に囲んでいるようだが、ほれ、壁の角・・・・2か所だが、中途半端にだが続いておるだろう?」


ええとどういう事かな?


●←かつて住んでいた建物?

この辺と言う感じです。


                 □←アーダの指摘

   □□□□□□□ □□□□□□□←─①

   □             □  │

   □             □  │

   □ ●    ●    ● □  │

   □             □  │

   □             □  │

   □ ●    ●    ● □  ①と②の間

   □     現在地     □おおよそ100メートルぐらい?

   □             □  │

   □ ●    ●    ● □  │

   □             □  │

   □             □  │

  □□□□□□□□□□□□□□□□←─②       

  ↑             ↑

  アーダの指摘        幅3メートルぐらい?



ちょっとわかりにくいけど、こんな感じかな?


で、僕が修復した範囲から少しはみ出てるのが、アーダの指摘のあった部分です。


「ええと、これは砦と言うだけでなく、この壁がどこかに繋がってたって事かな。」


「うむ、そうじゃな。つまりは・・・・この砦みたいなのが、四方にあったのでは?と思うのだ。そしてつまるところは・・・・ここは砦ではなく、城壁を守る一部だったのではと思うのだ。」


つまりこの壁は、砦の壁ではなく、城壁の一部?じゃあもっと大きな何かだったって事?


だけど、その、もしそうだとして、修復するのはちょっと厳しい気がします。

もう魔力切れと言いますか、魔力そのものはポーションで回復できますが、色んな意味で疲れました・・・・


「あ、あのね、もし修復するなら、私達がしてもいい?侍女たちもそう言ったスキル持ってるはずだし?」


ザーラは修復してみたい?いや・だけど、修復してどうするの?


「もしこれが城壁なら、ここにはかつて城塞都市とでも言うべき、立派な城があったのではと思うのよね。それを復活できるなら、領地にうってつけじゃないかしら?」


・・・・しかし、そんなに沢山の瓦礫があったかな?

いや、この森?この奥は見てなかったからあるかも?


「まあ、やってみる価値があるかもだけど、結構疲れるよ?」


「そこはその、まだ時間はあるし?じっくりと取り組めばいいのじゃないかな?」


まあいいけどね、やる気があるなら。


まあ今後はここの調査ですかね。


その前に、以前並行世界で住んでいた場所、あそこを快適に過ごせるように色々直さないといけません。

と言うか、妻全員では流石に手狭だから、きっと周辺にも建物だった何かがあるんだろうし、そこも住居にする必要が?


まあそれと、修行していた場所、その周囲にも何かあるかも?

あの時、まだ力がなかった時は魔王の脅威におびえながらやってたし。


あれ?そう言えばフェンリル何処へ行ったのかな?

もしかして自分の住んでいた・・・・フェンリルの場合は巣なのかな?

そこへ行った?

まあどうせ近くだろうから、後で探してみよう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る