第248話 試しに乗ってみる
「ねえ、君ドラゴンだよね?ずいぶんデカいけど・・・・その成りで飛べたりするの?」
【む!いくら主の言葉とはいえ、傷つくぞ!】
ごめん今ので何故傷つくかさっぱりわからないんだけど?
【我はその気になれば数日飛び続ける事が出来るのだ!】
ええ?数日とか疲れない?
【流石に疲れるがな。】
あれ?聞こえてた?
【主の考えは全てわかる。というか念話じゃからな。】
え?まじ?それ駄目今すぐそう言うのやめてほしいかな。
【すまぬがこれはテイムした時の副作用だろう。諦めるのだな。】
まあいいですよ、妻達に言わないでくれるなら。
【因みに空を飛ぶのに、僕を乗せたりできるの?】
【ふん!造作ないわ!その方の妻全員を乗せてもびくともせぬぞ!】
ドラゴンがそう言うと、フェンリルから指摘が入ります。
【あまり大きく出ぬ方がよいぞ?主の妻は数が多いゆえ、制限を設けねば後でえらい目にあうぞ?】
【なぬ!そんなに多いのか?まさかいくらなんでも10人はいまい?】
あ・・・・その・・・・えっと・・・・何人だっけ?
友郁に泉、柚奈に瑞華、雪華に麻矢・・・・召喚者だけで6人だよね?アーダとザーラ、ヘルトラウダ・・・・それに侍女さんが・・・・気が付けば籍が入ってました・・・・7人だっけ?
で・合計16人。え?こんなに?いやいや・・・・でもそうだよね?どうしてこうなった?
【うぐ・・・・16人・・・・だ・・・・と!主よ何を考えておる!そんなに妻を娶れば、いつか干からびるぞ!】
え?干からびる?
大丈夫でしょ?なんか色んなスキルがあるみたいですし?
【何を言うておる!毎夜全員を相手にしてみろ!そもそも干からびる前に、主のあれがとんでもない事になるぞ?】
え?何がとんでもって、え?それ本当?
【主は毎日16人を相手せねばならぬのだぞ?それも一人一度とは限らんだろう?】
この時順平は、事の重大さに今更気が付いてしまいました。
相手が一人だとそう言う事にはならないけど、複数いれば・色々問題があるはずで。
【まあまあその時はその時、なんとかなるでしょ?あ、それより一度乗ってみたいかな?】
【主が一人なのだろうな?】
え?全員だけど?出来るんでしょ?
【うぐ・・・・やってやろうではないか!】
あ、あと2人追加ね。大事なメンバーだから。
【いや待ってくれ・・・・妻だけではないのか?】
あ・・・・家臣団も連れてくか・・・・30人以上いるんだよな確か。
【ほら見ろ言わんこっちゃない!】
【何故だ!何故こんな事になったのだ!】
まあこれぐらいでいいかな?
5,6人ぐらい乗せてってくれればいいかな今は。
【そ・・・・それぐらいなら。】
じゃあ今は僕だけ乗せて、城まで行ってよ。
こうして僕は、ドラゴンライダーになった?らしいです。
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