勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず！

第246話 アーダたちとの本格的な話し合い

その、侍女さんって、僕の侍女さんを含め、７人いるんです。

それ以外の、後から来た侍女さんは流石に断りましたが、残念そうな表情が忘れられないです。

だけどまあ、その・・・・今後家臣団が増える訳で。

貴族のうち、侯爵以上になると、子爵や男爵を国に確認せず授ける事が出来るらしく、まあだからと言って乱発すれば問題視されるわけで。

あ、そうそう。

正規の貴族階級は、

公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵

この５つみたい。この５つは爵位を子に受け継がす事が出来るようです。

だけど貴族階級にも細かい違いもあるようで、例えば辺境伯。

伯爵だけど、辺境に多大な領地を得、事実上侯爵と同じような事が出来るとか、男爵の下に準男爵がいたりとか？

まあ基本の５つと、準男爵ぐらい？

あとは名誉称号で、準男爵よりも下だけど、ナイト（騎士爵）の称号もあるようです。

ただこのナイト・・・・称号だったり、単に騎士だったり・・・・まあこの辺はアーダやザーラが詳しいから丸投げですが。

準男爵は一代限りの爵位で、一番下の階級ながら一応男爵と同等らしいです。

尤も位置づけは男爵の下。

僕は公爵なので、侯爵までの推薦もできるらしく、

その推薦も、余程の事が無い限り、受け入れられるようですが。

まあ、今後僕の周りはそう言った新規の貴族が増える訳で、

そう言った貴族の妻になる事で一応了解を得ました。

そうは言っても彼女等も貴族の子女。親は子爵や伯爵だったりの貴族の当主です。

なので、その侍女さん実家の動向を見ない事には色々問題がありそうです。

下手な手を打てば、敵に回る可能性もあるようです。

「なあアーダ、何で僕こんな面倒な事に巻き込まれてるのかなあ？」

みんなの前でつい本音が出てしまいます。

「公爵なのだ、これぐらいで音を上げては先が思いやられるぞ？」

「僕達のいた世界には、一応このような身分制度はなかったんだよ。なのでどうしてもなじまないんだよね。」

「わかった、それは我とザーラで何とかしよう。それと、今後旦那様の側近及び、家臣をどうするかを考えねばならぬが。既に幾パーティか冒険者から既に取り入れておる様子。まずはその中から様子を見るとするか。」

「あ、既にもう僕の方からも頼まれたり、実際に会ってるから。ある程度は考えてるんだけど。」

僕はアーダにそう言います。

そこでヘルトラウダさんが挙手を。

「あ、そうじゃ、ヘルトラウダじゃが、今後は旦那様の妻であると同時に、我らの補佐をしてもらうのでな、頼むぞヘルトラウダ、で何かな？」

「アーダ様、まず旦那様の側近候補の一人はユハニと言う人物で問題ないかと思われます。リンキネン子爵家の三男でございます。」

「ほう？聞けばメールローを拠点にしておったとか。その人物の人となりは問題ないのか？」

「そこまでは分かりかねますが、今の所問題ないでしょう。そして、もう１人旦那様のおそばに控えさせるのに、”火炎の罪”のリーダーがうってつけかと思われますわ？」

「うん？どのような人物なのだ？」

「王都でも有力のクランを率い、自身のパーティはもうすぐＢ級になると思われる、中堅パーティのリーダーですが、将来有望な人材です。」

「そうか。まあ、そちらはヘルトラウダに任そう。手足がないとどうにもならぬからな。」

また何だか勝手に話が決まっていくような。

まあこういうものらしいですが。