第197話 え?多分ダンジョンの中は大丈夫と思いますのってどう言う事?

僕は久しぶりにすっきりとした朝の目覚めです。頭がすっきりしています。

あれ?2人は何処?


探すとどうやらいないようです。


幾つか部屋を見た後、風呂場にも確認しに行ってみると、脱衣所に服が、脱いだ服がたたんで置いてあります。風呂に入ってるのかな?

まあ今更なので、湯船に向かうと、湯船に2つのお尻が浮かんでました。

何事?



「ええとそのおはよう?起きたらいなかったから、部屋中探して、湯船を見たらお尻が。僕疲れてるのかな?」


一応声だけかけて戻ります。

一体2人して何してんだか?


暫らくすると2人は浮き上がってきて、


「私の勝ちですわ!」


「う・森江さん何かやってました?」

「ええと、私ジムに通っていて、プールもあるのよ?」

「わ・それで。」


・・・・

・・・

・・

今、3人で食事中です。


その前に女将さんに事情を説明し、追加のお金を払い、食事も用意してもらいました。


「今更なんだけど、なんだか調子がとてもいいんだ。」

僕は2人にそう言って話をします。

「知ってますよ?スキル耐性ついたんですよね?」

何で友郁が知ってるのかな?言ったっけ?


「あれ?そんな事言ったっけ?まあそうなんだけどさ。それでかな?」


「まあ、それはどうでもいいじゃないですか。今日はどうします?」


泉がそう言ってくれます。

「そうだなあ?外の魔物の事が心配だから、ダンジョンへ向かってみようと思ってるんだ。」


2人は顔を見合わせています。

「順平さん?多分ダンジョンの中は大丈夫と思いますの。」

え?今もダンジョンから魔物があふれてるんだよね?

「何か対策でもあるの?」

「ええとですね、アルノルト王子、いえ、もう即位して国王になったのかしら?彼が指示を出して、ダンジョンの魔物を討伐に何人か冒険者が向かっていますわ。」

そうなんだ。

あ、でもそもそもの問題を解決しないといけないね。


「まあそれはそれでいいですが、あの門から近いダンジョンを調べて見ようかと思うんです。城の方も心配ですが、ダンジョンから何故魔物があふれ出るのか、そもそもダンジョンについてあまり分ってませんから、一度しっかりと見ておきたいんですよ。」


「分かりましたわ。私も同行しましょう。才村さんはどうします?」


「私も行くわ!」


うーん・今の会話では、2人とも何か知ってそうだけど、まあ、色んな判断材料になりますし、今は気にしないでおきましょう。



・・・・

・・・

・・



今3人でダンジョンに来ました。

既にフェンリル親子が周囲の魔物を狩り尽くしているのか、一度も魔物に遭遇する事なく辿り着きます。

「では、行きましょう!」

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