第141話 起きると何でアーダさんが?

僕は何と言ったらいいのか・・・・


こう、ベッドでゆったり揺れているような・・・・


そう、ウォーターベッドみたいな?


こう、気持ちいい揺れが・・・・


そんな風に気持ちよくしていると、何か股間に違和感が・・・・

何か・・・・元気になった?


そして何やら人の気配が・・・・



・・・・

・・・

・・



僕は何故か目を覚ましました・・・・というかあれ?寝てた?

そう思いつつ、起き上がろうとしたのですが、何だか体が重い・・・・そして・・・・その、股間が変なんです。


見ると・・・・布団が不自然に・・・・え?誰かいる?

僕は掛布団を取っ払います。


すると・・・・

僕の股間に顔をうずめている・・・・裸のアーダさんが・・・・

あれ?夢だった?


僕に気が付いたのか、アーダさんは上半身を起こし・・・・

うわ・・・・何て言うか規格外?

めっちゃきれいな身体なんですけど・・・・


「順平殿、起きたか。ちょっと待って。もう少しで立派になりそうだ。」


何がとか思いつつ、僕は・・・・


「アーダさん、何裸で人の股間いじってるんですか?」


【チッ!もう少しだったのに・・・・】


何か舌打ちが聞こえたような・・・・


「アーダさん、何がどうなってるのか知りませんが・・・・寝ている人にする事じゃないですよね?」


「いや待てこれは違うんだ!」


「何が違うんですか?」


「話せばわかる!」


「その手を放して、僕から降りて下さいよ。刺激が強すぎて困ります。」


「・・・・仕方がない・・・・今日は引くか・・・・」


今日は引くってどういう意味?


アーダさんは身だしなみを整え、僕は・・・・パンツやらズボンやらを探し、服を着ます。


「どうだ順平殿。其方は暫し寝ていたのだが、起きられそうか?」


別におかしな所は無さそうですね。


「問題なさそうですが、暫らく寝ていたって?」


「其方はあれから何度か寝たきりでな、時々目が覚めるようだが、またこうして寝ておったのだ。起きる事ができるなら、肩を貸そう。皆の所へ行かぬか?」


この女性王族なんだよね?そんな女性の肩を・・・・だなんて・・・・


僕はゆっくりベッドから起き上がりますが・・・・

足に力が入りません。


「足に力が・・・・歩けるかな?」


起き上がった途端に、頭に痛みが・・・・


その場に倒れれ、何かをひっくり返したのか、派手な音が・・・・


うぅ・・・・頭が・・・・



「順平殿、しっかり!」


アーダさんが手を貸してくれます。

そのまま僕はアーダさんに抱きつき、折角ベッドがあるんですからね、そのまま押し倒します。


「あ?駄目かと思ったのだが・・・・スイッチが入ったか?」


「何の事か知りませんが・・・・」


綺麗な声ですが、今はふさぎましょう。

僕はベッドの上でアーダさんの口を奪い・・・・向こうから舌を入れてきます。

そのまま体中をまさぐります。


アーダさんいいよね?



僕はそう思ったら・・・・


「じゅ・・・・順平さん!」

その声は才村さんですか?


「やあ友郁。君もこっちへおいで?」


「ど・・・・どうしたのですか?」


「僕の友郁・・・・」


アーダさんの横に押し倒します。

そのまま抱きつくと・・・・


「順平さん?いいよ?」


「一寸待て!今は私といい所だったのだ!」


あ・・・・いててて・・・・


ベッドから落ちました・・・・


「いてて・・・・ってどうしたんですか?2人ともベッドで何してるんです?それと起きるの手伝ってもらえませんか?体に力が・・・・」


「順平さん、どうしちゃったんですか?」


「才村さん、言ってる意味が分かりませんよ?」


「あ・・・・その・・・・友郁と呼んで?」


「あ・・・・ごめんね、友郁さん、そう言えば名前で呼んでほしいって言ってたの忘れてたよ。」


僕は2人の力を借り、起き上がり・・・・


「皆は?」


「あっちで待ってます。行けるかな?」


「ちょっと歩きにくいので、2人の肩を借りていい?」


こうして僕は歩きはじめましたが・・・・


【ちっ!いい所だったのに・・・・それにしてもスキル中毒がいい感じじゃないか。恐らく素面では順平殿は抱いてくれなさそうだからな。身体が順応するまでの間に、事を進めないとな・・・・25で処女とか、流石にな・・・・】



何か聞こえますよ?

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