転移4日目

第126話 日付けが変わっていました

何だか柔らかい感触とぬくもり・・・・


どう言い表したらいいのでしょうか?


それに何だかいい匂いが・・・・


こう何と言うのかな?抱き枕に抱きついているような感じなのですが・・・・あたたかい・・・・


そして僕はこの柔らかい何かをモミモミと・・・・


「あん♪」


・・・・僕は急に目が覚めましたとも。それも全力で。

そして・・・・目を開けるとそこには・・・・


顔を真っ赤にしている才村さんの姿が。


更に僕は自身の手を見ます。

才村さんの胸に・・・・その手はありました。


そう、僕は才村さんを抱きしめ、胸を揉んでいたのです。


「おはようございます、順平さん♪」


「お・・・・おはよう?さい「友郁です」む・・・・友郁さ「友郁です!」・・・・友郁。」


才村さんはそっと僕の手を取り・・・そのごめんなさい、知らなかったとはいえ・・・・


その手を掛け布団の中に持って行きます。


で・・・・何か湿ったものに触れます。

「ああん♪」


僕は全力で起き上がりました。

その拍子に掛布団は床に落ち・・・・

お互い裸の男女が其処にはいました。


え?もしかして僕、才村さんと・・・・セックスしちゃった?全く覚えが無いけれど・・・・


僕は股間を隠しますが、才村さんはまじまじと見ています。というか才村さん隠して・・・・


僕は急いで掛け布団を才村さんに掛けます。

そして周りを見渡します。


ここは・・・・僕と才村さんが一緒に居る部屋のようですね。

大部屋ではない・・・・よね?


そのつまり・・・・ええ?


僕は混乱しました。

直前に何をしていたのか全く思い出す事ができないからです。

そして目が覚めると、裸の才村さんを、同じく裸の僕が抱きしめていたのですから。


あろう事か才村さんの胸を揉んでいる状態で。

・・・・どうしてこうなった?というか今おはようございます、と言っていました?


「あああそそそその・・・・ごごごごめんなさいいい・・・・」


僕は全力で謝ります。

「あ・・・・もっと抱きしめて下さってもいいのに?もう下も準備できてますよ?濡れてるでしょ?


何を言ってるんだと思いながら・・・・確かに僕の手は少し湿ってます。

ニオイをかぐと・・・・女の匂いが・・・・


「そのごめん、今はそんな時じゃない・・・・と思うんだ。というか僕どうなってました?」


「え?あんな事やこんな事・・・・覚えてないんですか?」

「え?僕とんでもない事しちゃった?」

・・・・なんて事・・・・


「昨夜の事は、一生の思い出となるでしょう・・・・」


・・・・しちゃったんだ・・・・

しかし記憶にないのは何故?

「・・・・友郁さんや?」


「友郁と呼んで♪」


「・・・・友郁、真実は?」


「・・・・そのスキルの使い過ぎと、魔力切れで、先輩気を失ってたんです・・・・」

・・・・なんて事だ・・・・並行世界ではこんな事なかったのに?

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