第114話 いつの間にかパジャマ?になってます 

僕は起き上がりますが・・・・

着ている服が違います。

パジャマ?

あれ?いつの間に?


「あの、才村「友郁です!」さ・・・・友郁さん?僕なんでパジャマなのでしょう?」


「あ、それは・・・・」

「それは私達で着替えさせたからですよ?」

ええと森江さんもいるの?


「ええと森江さん、ありがとうでいいのかな?」

「ええ・・・・それと今後はそんな他人行儀に森江さんではなく、泉と呼んで下さいね、順平さん?」

・・・・え?何故?

僕はまだこの時、事態の変化についていってませんでした。


「さあ、今からお風呂、いいかしら順平さん?」

古手さん?今から入るんですか?

「あ、いってらっしゃい・・・・」

すると背後から矢坂橋さんが・・・・

「何を言ってるんですか?順平さんも一緒ですよ?」

「え?矢坂橋「みずかと呼んで?」さ・・・・みずかさんどういう事ですか?」

「ちょっと待って!何で私の名前を呼んでくれないのだ!」

「古手さん?どうしたんですか?」

「・・・・柚奈だ。ゆずなと呼んでくれ!」

「ええとゆずなさん?どうしたんですか皆さん?」

何かがおかしい・・・・そう、並行世界の記憶を共有しただけのはずなのに・・・・


混乱していると才村さんが・・・・

「ええと、第一夫人は私となりましたから!それでですね!今後は皆さんで寝所を共有しますからね?あと・・・・不安の残る女性陣も今後は一緒に寝ますから。」

うん?そう思っていると・・・・

周りを見ると、少し離れた場所にいくつか簡易に仕切った?スペースから何人かの女性が。

あ、一緒に転移させられたうちの何人かですか?


「この女性達は、たぶん大丈夫だろうと思い、声をかけさせてもらいました。手癖の悪い、または協調性のない女性はお引き取り願いましたから安心して下さいね。それと、1人出張で巻き込まれたようで、石鹸、シャンプー、リンス、トリートメント持ってましたから、これを才村さんに複製してもらいましたから。」

え?あるんだ?見せてもらうと少ないですが・・・・あります。

これを複製し、ある程度の数になれば大きな容器に移し、大量に複製できますね・・・・


「ええとありがとう?」


「いえ!困った時はお互い様ですから。」

見慣れない女性が・・・・あ、そうか・・・・この女性ですね。色々持っていたのって。

何か色々あるなあと思ってたんです。

流石にパソコンはなかったですが。


「え?ええと・・・・ここ大部屋?まさかここでみんな寝泊まりするの?」

「ええ、そうなりますわ。順平さんがいれば何かが突然やってきても問題ないでしょ?いい加減あのリーマンのいやらしい目つきが嫌だったのよ!」

何やらかなり不快な視線だったんですね・・・・まあ、森江さんほどの美貌の持ち主なら・・・・ある意味仕方ないですね。


「あ・・・・でも今後は・・・・僕が恨めしい目で見られる?」

「そこは我慢ですわ。さ、いい加減風呂に行きましょ?」

「・・・・いや皆さんで行って下さい。僕はする事が・・・・」

「駄目です!風呂で裸のお付合いです!」

いやだって僕は男、そちらは全員未婚の女性・・・・あれ?確か子供がいる女性もいたよね?

「あの、確か子供がいる女性っていませんでしたか?」

僕は思わず聞きました。

「ああ、彼女ね。リーマンの一人に狙いを定めたようで、どっかへ行ったわ。」

古手さん、去る者拒まずですか?

ま・・・・全員を助ける義務も義理もないですし・・・・しかしどうしますか?襲撃は明日。

どの並行世界でも時間は変わりませんでした。

逃げても追いかけてきましたからね。


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