第113話 刺激が・・・・

 僕が服を出している間に、何やら才村さんと森江さん、古手さんと矢坂橋さんで話し合っているようで・・・・

 その後侍女さんに何やら伝えると、何人かの侍女さんは去っていきました・・・・あ、服はちゃんと持って行ってくれたのですね。


 何だろうと思うけれど・・・・


「普段着もいいけれど・・・・動きやすいのは・・・・やっぱりガウチョかな?」

 僕が並行世界で付与したのは、生産特化で過ごした世界で、一から生産した服があって、それに付与したんです。

 あの世界での女性陣のアドバイスから作られてますからね。


 完全に日本にあった布の再現はできませんが、似たものはできました。

 綿に似た作物から糸を紡ぎ、また、絹・・・・蚕みたいな生き物からも、それっぽい糸を紡いでできた服が沢山。


 お洒落をなるべく犠牲にしないで出来上がった衣服が・・・・動きやすく、が前提で・・・・それが今女性陣が手にしている服です。

 スカートは何かと動きを阻害するので、激しい動き、運動には全く適してないんで、ガウチョが採用されました。


 本当はもっと露出多めのが良かったようですが、あまり肌を露出すると、日焼けやら何かと大変でしたので、あまり露出は多くないです。


 それと、サイズは一つだけなんです。

 よく伸びるのと、一度着用すれば、その身体に衣服が合うように、自動調整付きの付与が施されており・・・・


 そんな中、皆選び終わったようです。

 そして気が付けば、ああ!

 何でこの場で才村さん、着替えるんですか!

 僕は慌てて反対を向けば・・・うわ!森江さんと目が合った・・・・しかも今から下着を取り換えようとしています。

「あら?見てくれるのですか?どうぞゆっくり見て下さいね?」


 何を言ってるんでしょうこの女性は?

「あ、ごめん・・・・」


 右に向けば古手さんが・・・・

「え?我慢出来ない?いいよ?触る?」

 いやいや何かおかしいですよ?

「そそそそのごめんなさい・・・・」


 まさとは思いますが、反対には・・・・

 今まさにブラを外そうとしている矢坂橋さんが・・・・

「あ、外してくれるの?」

「何で僕の周りで皆着替えてるの?少しは恥じらいを・・・・」

「え?今更?」


 僕は気配を消し・・・・逃げました。

「あ!侍女さん捕獲!」


 誰かがそう言って・・・・


 スキルで気配を消したはずなのに、僕は侍女さんに捕獲されてしまいました。

 そして目の前には裸の美女が4人・・・・

 僕は意識を手放しました・・・・


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


 気が付けば見知らぬ天井が。


 あれ?此処は何処でしょう?


 どうやらベッドで寝ていたようです。

 様子を見ると・・・・ここは何処でしょうね?


「常山様が目を覚まされました。」


 うん?


「あ、つね・・・・順平さん、突然倒れるのでびっくりしました。」


 僕は倒れてしまっていたようです。

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