第101話 話というのは・・・・

この後、みんなで僕のスキルとにらめっこ・・・・はいいけど、どうにもならず・・・・

「あ、このままじゃあ・・・・ええと、何か話があったんですよね。」

僕はええと・・・・みずかさんから最初に話が・・・・だったので、みずかさんを見ます。


「はい、まあもはやどうでもいいと言いますか・・・・せっかく頂いた複製品、誰かが盗むんです。」

・・・・はあ・・・・だからなのか。

「調べればわかるけど、どうする?」

「どのように?」

「また盗むよね、このままじゃ・・・・ちなみに何を?」

「・・・・生理用品です・・・・」

・・・・なるほど・・・・

「じゃあ、今からいくつか複製するので・・・・ちょっと待ってね。」

僕はナプキンを20ほど複製します。

そして・・・・

「これ、個人的にどうぞ。」

そう言って5人に渡します。

才村さんは自分でできるからね。

「それと、これは使わないで下さい。」

そう言って別のナプキンを出します。

「ナプキンからエネルギーが出るようにしてます。そして、この板、これでナプキンの近くに・・・・近づけば近づくほど、振動します。」

そう言って実践します。

「もし・・・・使用中でしたら、言い訳できません。どうですか?」

僕は簡単な魔道具?を渡します。


「足りなければ言ってくれたらいいのですが、盗むのは良くないです。なので、きちんとですね・・・・」

そこでふと思ったので・・・・

「皆さん、自分のかばん持ってきてますよね?」


「ええ、どうしましたか?」

みずかさんが不思議そうに答えます。


ええとですね、皆さんのかばん、2つ用意しますので、まず複製させて下さい。


そう言って、かばんを貰います。

それを複製し・・・・

「あ、オリジナルは預かります。このままでは痛みますから。それで、2つ、使って下さい。一つは・・・・」

ここでかばんの性能をアップさせます。

「かなりの容量の入るかばんです。しかもこれは、持ち主しか使用できなくしてますので、ここに入れたものは自分以外では出し入れができません。」

何の事と思ってますね。


実際、他の人のカバンの中を出してみるようにやってもらうと、この場の全員が固まりました。

出来ないからです。

そして、本人が中を確認しようとすると、できます。

「あと、かなりの容量が入るようになりました。自分の服も全部ここに収まります。それと・・・・もう一つのカバンは、今まで通り使って下さい。そして、この中に罠を仕掛けます。あ、それと、盗られたのは誰ですか?」

なんと女性グループ3人が挙手をします。


「どういう事ですか?」

「ええと、風呂に入っている間に・・・・3人とも入っていたのですけど、その間に一つずつ・・・・」

・・・・なるほど・・・・

では・・・・

僕はさらに説明します。


仕組みは簡単。あとスイッチがあるので、オンの時だけ反応するという事。

それで、ターゲット?の近くでスイッチを。


まあ後は・・・・何とかするでしょう。そして、犯人が分かったらどうするのか・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る