第99話 何かがおかしい

「まあ古手さん、貴女もスリーサイズ言ってしまってましたよ?(恥ずかしい・・・・どうして言っちゃったかな・・・・)」

「泉さん、私がそんな事を言うはずが・・・・」

僕はスマホを操作し・・・・パソコンにバックアップをし、録音を再生します。

・・・・

・・・・

・・・・

「・・・・言ってますね・・・・3人とも。」

「私は意図的に言いましたよ。(本当はそこまで言うつもりは・・・・何故?)」

・・・・やいた・・・・みずかさんは意図的?


「じゃあじゃあ私!私は才村 友郁22歳、スキルは家事全般。順平さんと同じ会社に勤務していました。現在順平さんの恋人です!身長は157センチ体重46キロスリーサイズは80・58・82。初めては順平さんと決めてます!」

・・・・え?えええ?


「わ・・・・大胆ね才村さん。私も負けないわよ?(略奪・・・・才村さんほどの美女からできるかしら?)」

「何故才村さんも?」

「え?」

「言いましたよ?」

「・・・・きゃあ!」

「まあいいでしょう・・・・ええと、吉安さんと伊知地さん、どうします?何か知りませんが、このままだと・・・」

「あ、常山さんから紹介して下さい。」

「私も・・・・このままでは言わなくていいのに言ってしまいそう・・・・」


なので僕が代わりに・・・・


「今は2人いませんが・・・・

揚村 英奈 あげむら えな  18 スキルは罠・回復魔法

内元 直士うちもと なおし 20 スキルは道具作成


そしてこちらの2名は


伊知地 雪華いちじ ゆきか  18 スキルは投擲・土魔法


吉安 麻矢よしやす まや  18 スキルは弓術・火魔法


まずは、揚村さんは154センチ50キロ・86・60・88で現在内元君の彼女で、すでに経験豊富ですね。

続いて伊知地さんは162センチ50キロ・82・59・81・処女ですね。

最後の吉安さん は153センチ42キロ・80・56・81処女です。」


あれ?どうしたのでしょうか?


「言っちゃってるし・・・・」

「ええとどうしました?」

「私達の全てをしゃべってました・・・・」

「え?そんな馬鹿な・・・・」


僕はスマホで確認を・・・・

皆が固まります。

「ちょっと落ち着きましょうか?」

森江さんが提案してくれます。

「そのすいません、きっと僕のスキルのせいです。」


「・・・・今更スリーサイズぐらいでどうこうはしませんわ。実際に見ないと意味がないですしね。しかし・・・・問題ですね、常山さんのスキル。」

「ええ・・・・何というか、数が多すぎて・・・・あ、皆さんソーイングセットいります?というかみずかさん・・・・貴女が先生になって、教えてあげて下さい・・・・」


「裁縫ぐらいできますよ、常山さん。」

森江さんが至極真っ当な事を言います。

「あ、その事なんですが・・・・日本でごく普通にやってきた事も、ここのスキルがあるのとないのとでは、大違いなんですよ。」


僕は人数分のソーイングセットを出し、とりあえず僕のシャツでいいか?と思い、複製し渡します。

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