第84話 万能ノンワイヤーブラとスポブラ
「先輩、ここにいる4人ですが、サイズ、ブラのですが、多分共有できそうです。特に私のノンワイヤーと吉安さんのスポブラ。」
あ、そうですか・・・・
「じゃあ、それぞれ・・・・もう4組複製するよ。それをみんなで、一度着合わせて見て?サイズが合えばいいよね・・・・」
僕は急いで20組のブラと・・・・ショーツもいるよね?
これを複製し、5組4セット4セット用意します。
そして先ずは3個ずつの生理用品を。
「先輩ありがとうございます。着比べてきます。」
「ああ、サイズが合わないなら、こうして複製できるから、無理には・・・・」
4人は素早く消えていきました。
そして侍女さんが戻ってきたのですが・・・・
困った顔をしています。
「言われた通り、連れてきましたが・・・・その、他の女性の転移者様が何名か、やってきているのです。どうしますか?」
「え?ええと、僕達かかわりが無いのだけど、どうして?別に気に障るような事をした覚えもないのだけど?」
「どうやら下着や生理用品なるものの事を聞き付けてきたようで・・・・」
ええと?食堂での会話が聞こえていた?
「何人来ているのかな?」
厄介ごとに巻き込まれなければいいけれど・・・・
「恐らく女性全員来ています。常山様のパーティ以外の女性は、皆結局ひと固まりになったようです。
・・・・どうすべきか・・・・今才村さん達は下着の共有ができるかどうか、着替え中だし・・・・
「わかりました。今は僕と内元君がいますが、男性だけの所に来る気があれば、どうぞ、と仰って下さい。」
「分かりました。」
そう言って・・・・まず侍女さんが何人か入ってきます。8人ですか。
「皆さん、色々ごめんなさい。勇者一行6名は、隣の街へ向かいました。もうここへは来ないので、貴女方8名は、一旦僕と、僕のパーティで預かろうと思います。不都合があれば仰っていただきたいのと、それと、後でやっていただきたい事がありますので、可能でしたらお願いします。先ずは、今他の女性の転移者がここにやって来るそうですから、もし手を出したりしてきそうでしたら、止めるなり、自身の身を守るなりして下さい。」
「「「「「「「「かしこまりました常山様!」」」」」」」」
・・・・後の侍女さんは、まあいいでしょう。
すると、まず3名の・・・・僕より年上ですね。1人は綺麗な感じ、1人は・・・・う・・・・その、僕ふくよかな・・・・ふくよかすぎる女性は苦手なんです・・・・もう1人は背が高いです・・・・
そしてその後に年齢もバラバラな女性がやってきます。
ふくよかな女性は後1人いますが、そこまでではなさそうですね。
先ずその綺麗な女性・・・・スタイルも自信がありそうですが・・・・
「初めまして。無理に会ってもらって悪いわね。さっき小耳にはさんだので、確認ともしそれが本当ならお願いがあるのです。」
そう言って妙に僕の近くによってくるこの女性。息が顔に掛かりそうな勢いです。
「ええとその・・・・何の事でしょうか?」
「とぼけなくてもいいのよ。さっきの食堂での会話、聞いてた娘がいたのよ。」
そう言ってふくよかな女性がしゃべります。
そう近くに来なかったので良いのですが。
そして背の高い女性が・・・・
「あ、ナプキン!やっぱりそうなのね?なぜ今ここに男性しかいないのか知らないけれど、男が何でナプキン持ってるのかな?」
背の高い女性は、僕が仕舞い忘れていたナプキンを・・・・タンポンやら一式あるのですが・・・・
本当は複製品で複製してみようと思って出していたのですが、こちらの女性が来るのに合わせ仕舞うつもりが・・・・忘れてしまってました。
そしてその、綺麗な女性が・・・・
「やはりそうなのですね。その、もう私達・・・・生理用品の手持ちが殆ど尽きてしまっていて・・・・複数あるようでしたら、分けて頂けませんか?」
・・・・分けるのは簡単でしょうけど・・・・それをしてメリットはあるのでしょうか?
一度僕が渡してしまえば、きっとまた生理用品は消耗品ですから、次々と無心してくるでしょう。
かと言って突っぱねるのも・・・・
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