第52話 罠スキルの有用性を考えてみる

3人の女子高生、ごめん一人はあまり精神的な負担の役に立てなかったよね・・・・?罠スキル。

僕はふと思ったので、

「ええとね、揚村さん、僕思ったんだけどね、罠のスキルって、さっきやっていたようなの・・・・あれ戦闘以外にも色々役に立つんじゃないかと思ったんだよ。」

少し3人の中では元気がなさそうだったので、そう言ってみる。

「ええ?そ・・・・そうかな?だってこんなのしか・・・・えい!」

目の前で今はスカート姿の侍女さんのスカートが・・・・おへそのあたりまで、見事にめくれ上がります。

もちろん侍女さんのお顔には、自身のスカートが・・・・

道具つくりに熱心な内元君以外の、今被害にあっている侍女さん以外、皆思わず見てしまいます。


・・・・ギルドで受付の女性の着用していたのと同じカボチャパンツ・・・・

「見ちゃ駄目え!」


才村さんが後ろから僕に抱き着き?手で目を塞いできます。

・・・・背中にほのかなぬくもりが・・・・


「はいはいご馳走様・・・・」

「あ!ごめんなさい・・・・」

急いで離れる才村さん。

その間に視界を遮られた侍女さんは、何事もなかったかのようにスカートを元に戻しています。

「・・・・いかがでしたか?」

「・・・・綺麗な、すらっとした足と腰回りでし「結局見ちゃったんだ!」」


才村さんがそう言ってきます。

「わ・・・・私のも見ますか?」

「・・・・才村さん、ガウチョでしょ?それにさっき才村さんの綺麗な生足しっかり拝ませてもらったから。」

顔を真っ赤にしながら才村さんが

「そ・・・・そうでした・・・・」


眼福眼福・・・・

「まあその、スカートをめくるのは、本人の同意を得てからにしてね?男が同席している場合は。」

「え?でも・・・・」

そしてスカートがめくれた侍女さんが

「同意はしましたよ?」

「え?」

「何か?」

・・・・なんで同意してるの侍女さん?

「まあその・・・・揚村さん、さっきのはね、応用すれば、何かの役に立つ・・・・のかわからないけれど、罠のスキル自体は、もっと違う使い方ができると思うんだ。」

「ええ?一体どんな使い方?」


「うん・・・・君達がするかわからないけれど、今後どういった暮らしをしていくのかまだわからないから、何とも言えないけれど、例えば肉が食べたくなったら・・・・」

「食べたくなったら?」

「罠で動物を捕獲できます。」

「・・・・ど・・・・どうやって?」

「揚村さんはまだ大したことができないと思っているようですが・・・・例えば僕にしたような、少し距離があるのに、僕の足を引っかけたり、椅子に触れずに椅子を動かしたり・・・・場合によってはこれで動物の動きを封じる事ができます。」

「・・・・お肉・・・・あまりそういう事考えてなかった。」

「うんそうだよね。日本じゃスーパーで売ってるし。でも僕はギルドで学んだけど、仕留めた動物は自ら解体し、使える部位に分けないといけないんだよ。骨や牙が使えるかもしれないし、肉が食べられるかも・・・・まだわからない事だらけだけど、普通にギルドで解体スキルを学べることができるんだから、きっと牛や豚といった生き物を飼育し、肉にするというのは、この世界ではないんじゃないかな?あってもごく限られている?ごめんね、まだこの辺りは知らない事だらけで。」

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