第43話 下着のあれこれ

「才村様、後で職人・・・・無論女性ですよ?をお呼び立て致しますので、その下着を後でお貸し願えませんか?」


えっと驚く僕と才村さん。


「是非そのぶらじゃーとしょーつなるものを職人に見せ、恐らく一度見れば再現して頂けるかと・・・・」

・・・・でもショーツはいいけれど、ブラジャーって色々胸の大きさで、種類があるんじゃないの?カップの大きさや数値とか。


「ええと、もう一組ありますから・・・・そちらでどうですか?」

あ、持ってたんだ。凄い・・・・

「だって常山先輩、汗をかいてしまいますと、結構臭いが気になるじゃありませんか?ですのでいつも念の為に持ち歩いているのですよ?」


女性って大変だね。

そして、そろそろ服を着ましょうとなったんだけど・・・・女性陣がなんか不自然に僕の・・・・股間を見ている?


ま・・・・まさか・・・・僕は流石に女性の下着姿を見てしまい、ちょっとあれが大変だったんだけど・・・・

「み・・・・見ちゃった・・・・」

才村さんがまさかの発言・・・・そして・・・・

”やあ!”

トランクスのボタンが・・・・さっき受付の女性が外してたっけ・・・・そこから大事なのが飛び出してました・・・・


「うわ・・・・ごめんなさい!」


僕は急いで仕舞い、ボタンを取り付け、急いでズボンを、そして上着も着ました。


「ああ、先ほど私がボタンを外したせいで・・・・ですがなるほどですわ。それと・・・・私も初めて見ました。」


「わああ!!!」

僕は駆けだしたけれど・・・・広くない部屋。すぐに行き止まり。

「常山先輩?あの、お風呂でも見えてましたので、お気になさらず・・・・」

・・・・気にしますよ?


「では、下着の件は宜しいでしょうか?」


「その前に服着て下さい・・・・」


「これは失礼を・・・・」


暫らく僕は瞑想をしました。


・・・・

・・・

・・


「次に避妊や妊娠のお話ですね。まず、避妊ですが、基本的に薬ですね。それに、確実に妊娠したい場合もお薬を使う事になります。」

「避妊はわかるけれど、妊娠したいって薬でどうにかなるものなの?」


思わず突っ込んでしまいました。


「ええ、ありますわ。特に妊娠薬は富裕層、貴族様を中心に需要がありますね。」


「そんな便利な薬あるのでしょうか?でもこの薬、もし女性が襲われた場合にも使われないのですか?」


「・・・・そう言った場合もありますわ。その場合にも避妊薬で対処しますの。」


ピルみたいなものかな?確か事後に服用するのもあるんだよね。


「あ、出来れば自然に妊娠したいですね。」

「そうですね。私もその時は自然がいいです。ですが、貴族様の場合、そうも言っておられません。跡継ぎをもうけるのは貴族の最大の務めですし、どうしても自然に授からない場合は、こう言った薬を使う事になります。」

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