第24話 勇者 その2

ああ?なんかリーマンが話し掛けてきたぞ?


「あ、何リーマン。」


「ああ、君が勇者なんだってな。君のお陰で若い女を一晩じゅう可愛がってあげられたよ。いやあ、ここに来ちゃった時はどうなる事かと思ったが、この世界もなかなかいいなあ!これも君のおかげだ!」


「そうかそうか、リーマン達も楽しめたのか!まあこれも僕のおかげだ。ああ、リーマンらはどんなスキルなんだ?生産なら色々作ったり役立ってほしいからな!」


「あ、俺のか?何と驚け!造船だ!」


「船か!なんかロマンがあっていいな!で、海の上で女とヤる!・・・・いいじゃないか!」


「そうだろうそうだろう、うははは!」


今度侍女をシェアしないかって提案してくる・・・・いいな・・・・まあ、俺が一方的にリーマンの侍女とヤるんだけどな。


だが、うざいのが来た。


「ちょっと!何変な事言ってるのよかいと!そう言えば昨日の夜はどうしてたのよ!」


いちいちお前に報告しないといけないのかよ?お前は俺のおかんか?


「あ、まあ色々と・・・・」


「なんだなんだ?君の女か?いいなあ、今度複数プレイとかするのか?」


「黙っててよリーマン!あんたまさか・・・・あの女と寝たんじゃないでしょうね!」


「う・・・・うぐ・・・・僕は勇者なんだ!少しぐらいいいじゃないか!」


「ひ・・・酷い・・・・私だけって言ってたじゃないの!」


「すまん・・・・だが、さっきも言ったが僕は勇者なんだ!勇者は人々を救う義務がある!だが、それには困難が待ち受けている!だが・・・そこには色々と、手段があってだな・・・・」


ここで問題を起こすと厄介だからな・・・・穏便に、しかしやっぱりめんどくせえなこの女は!


「だからってあの色々説明してた女を抱いたっての?ああ、そうね、あの女の胸は中々だったし?私と違ってね!」


「そんな事はないぞ?お前を抱きしめた時は気持ちいいんだ。そう、ちょうどいい大きさだ!」


「・・・・それ本当?」


「ああ・・・・それにいい形じゃないか!」


小さいのでも、無いよりましか?


「あん♪もうかいとったら・・・・」


「俺の女はお前だけだ!」


まあ、胸揉んどけば静かになるか?


「ここは食堂だ。見苦しい事をするなら出ていけ。」


だが・・・・何だこいつ?いきなり俺様に意見しやがったな?


「あ?何だ?俺は勇者なんだ!俺様がどこで何をするかは俺次第だ!」



「あんた昨日と言ってる事が違いすぎ。さっさとここから出てって外で魔物でも狩ってくれば?」


「何だとてめえ・・・・この勇者様に向かってその口の利き方は!」


「うるさい。ただでさえ不味い飯が、これ以上ないぐらい不味くなる。消えろ。」


「何だてめえさっきから言わせておけば!てめえが消えろ!」


くそ!俺は勇者なんだ!俺に意見すんな!死ね!


ザシュッ!ざまあみやがれ!


「うう・・・・」


切られた所から血が・・・・うわ。


「お・・・・おい森信、不味いぞ?」


あ、ついやちまった!


「ふん・・・・勇者様を侮辱した罰だ・・・・ああ、そうそう、俺の女は回復魔法が使えるからな・・・・特別に治療させてやる。」


これはちょっと拙いか・・・・さっさとずらかろう、そうしよう。


・・・・

・・・

・・


くそくそ!あ・・・・しかし何だった?パーティは6人と言う縛りがあるのか?確か最初に聞いた気がしてたがなんだよそれ!


今ここに6人、あのメス・・・・いらんな。回復魔法?俺様が怪我するとでも?ありえん!


そうだ、あの侍女に伝言頼むか。


「おいそこの肉便器!ちょっと伝言頼む!」



「・・・・何でございましょう・・・・?」


「いいか、あの回復使えるメスガキ、あいつと別れたい。なのでな・・・・一言言っといてくれや!」


「・・・・かしこまりました・・・・言われた通りお伝えしてまいりますので・・・・」


ぐふふ・・・・このメス俺が言う事そのまま伝えるのか?ちょっと楽しみだな!


「じゃあ今からいう事をそのまま伝えろ!・・・・この3人の女の抱き心地サイコー!もうお前無しでもいいわこれ。何せ中がすげえいいんだわ。お前がばがばだし?戦闘でも役に立たないし、もういらないから好きにしてくれ。俺は旅に出る。・・・・・わかったか?」


「はい・・・・この3人の女の抱き心地サイコー!もうお前無しでもいいわこれ。何せ中がすげえいいんだわ。お前がばがばだし?戦闘でも役に立たないし、もういらないから好きにしてくれ。俺は旅に出る。・・・・でございますね?」


「ああ、その通りだ・・・・」



うひょおお!こいつ何のためらいもなく喋りやがった!


さて・・・・何やらレベル上げやら、うっせえが・・・・新たなメンバーの事もあるしな・・・・また魔物狩るか。

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