第23話 勇者 その1

勇者 Side


僕の名は森信  界人。

電車に乗っていたら、いつの間にか知らない場所へ。


友達と鬼滅▼刃の話をしていたら・・・・急に気分が悪くなり・・・・


何だろう?


え?勇者?僕が!


何というタイミング!


どうやら僕は選ばれてしまったようだ、勇者に。


沢山の人が一緒に・・・・え?僕は召喚で、他は巻き添えで転移?


まあモブはどうでもいい。


ああ、折角だから友達2人は連れてくか?


おお?あれは・・・・何だよ間に合わないって言ってたのに、僕の女が其処にはいた。


彼女の名は揚村 英奈。


俺のセフレ。


都合のいい時だけヤれる。


顔はいいし、スタイルもいいが、なんつうかいまいち・・・・がばがばなんだよ。←注:単にへたっぴだけなのと、小さいんです・何がとは言いませんが。



まあセフレって早々見つからないから、別のが見つかるまでキープだな。


で?何だ、友達と一緒だったのか。


ついでに誘っておく。


顔はまあまあか。


まあ、そのうちヤるか。


6人で別の所へ連れられ説明を受ける。


おお!やはり魔王!魔王がいるのか?


俺が倒せば皆帰られる?


別にこのまま留まっていてもいいんだけどな?


帰りたい?

仕方ないね!ここはモブにやる気になってもらうために、少しかっこいい事言っとくか?



俺は皆の所へ戻り、大きな声で語りはじめる。


「僕はどうやら勇者として召喚されてしまったようなんだ。魔王と言うのを倒さないといけないらしい。だから、友人とパーティを組み、強いスキルを貰ったので、魔王を倒しに行ってくる。だが、僕らだけでは無理がある。そう、皆の助けが必要なんだ!だが・・・・もらえるスキルに限りがあるらしい。だから、戦闘向けのスキルを貰えなかった諸君らは・・・・無理に戦闘をしないで・・・・ここで待っていてくれたまえ!生産スキルを手に入れた方々、僕らの旅の手助けになるアイテムの生産、よろしく頼むよ。」


ふう、まあこんなもんだろ?


普段僕何て言わないから、疲れるなあ。


ああそれと、何やら一人ずつ侍女が付くみたいだな?

勇者である俺だけは3人・・・・皆綺麗でスタイルもいいな。




もうあのメスはどうでもいいか・・・・今日はこの3人と朝までヤるぜ!


友人もやる気満々だ!


だが一応、この戦闘力を試すか。



外で戦うも・・・・うーやはり女は使えねえ。なんだあいつら?

戦う時は男がいいな。


で、戻ったら女が待っていてくれるって・・・・あの侍女いい女だしな。



・・・・

・・・

・・



朝・・・・ふう・・・・異世界最高だ!しまりもいいし、従順だしな!


もうあいつはポイだな。何かとうざかったし!


昨日は生意気に意見しやがったし!あいつの仲間もそうだ!

ああ・・・・あとは俺の思い通りになる駒を揃えないとな!


食堂で仲間を募ってみるか。


俺は侍女の胸を揉みながら向かう。


また演説するか!


「皆聞いてくれ!勇者である僕は、昨日外で戦ってみた!勇者である僕に掛かれば魔物は恐るるに足らない存在だ!君達も魔物と戦い、自らの力を強めたほうが、この先生き残れるだろう!今日こそは我々と行動するのだ!」


お?何人か来たぞ?3人か。いないよりはましか?


「おお!来てくれたか!来てくれたからにはお互い頑張ろうではないか!」


これで駒がそろったな。俺の役に立ってくれよ?


あ、あのメスがどこかのリーマンと話してるな。


あいつに押し付けるか?女は暫らくあの侍女がいるしな。



「ああ、ちょっといいかリーマン。」


「・・・・何かな勇者君。」


「ああ・・・・我々は新たなメンバーを加えようと思うのだが・・・・パーティは基本6人だそうだ。で、新たに3人の有望なメンバーを加えたいのだが・・・・そうすると、まずは2人を何とかしないといけない。だが、幸いな事に、この2人はまるで役に立たなかったのでね、もしよければリーマンで使ってくれないか?この2人、戦闘スキルと聞いていたが、直接の戦闘では全く役立たずでね。どうだろうか?」

まあ俺はあの2人は殆ど知らないしな・・・・2人がリーマンの所に行けば、生意気メスもついてくだろ?


「わかった。受け入れよう。僕の方は知り合いの、同じ会社に勤務している仲間と2人だからね。それに、同じ女性がいる方が彼女達も安心するだろうから。」



「そうか!話を理解してくれて嬉しいよ!もし魔物と戦うなら、僕らが指導してあげるから、声をかけてくれたまえ!はははは!」


押し付け成功だな。

無下に切り捨てると、後々問題になりそうだしな。

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