12/22 好きなクリスマス音楽④
『鐘のキャロル(Carol of the Bells)』というクリスマスキャロルをご存じでしょうか? 厳めしく暗い感じのする曲調が異彩を放つ、個人的にはけっこうインパクトの強いクリスマスキャロルです。
この曲はもともと新年を祝うウクライナ民謡からメロディが取られたもので、それにクリスマスソングとしての歌詞が付けられ広まりました。映画『ホームアローン』や某ネズミの国などでも使用され、様々なアーティストによるカバーもされています。
鐘を模したであろうメロディが何度も繰り返され盛り上がっていく様は、どこか神秘的で威厳に満ちていて、何とも言えない不思議な魅力溢れる歌です。
ちなみに曲調ゆえか、クトゥ○フ神話関係の某団体がこのメロディで『旧支配者のキャロル』という替え歌を作ったそうで。あまり言及するとSAN値が著しく削られる方が出てきそうなので、深入りは止めておきます。
ところで私は子供の頃、パイプオルガンが怖くて仕方がありませんでした。ですが今ではすっかりパイプオルガン大好き人間です。見た目といい音色といい、まさに王者の風格ですよね。
『鐘のキャロル』はアカペラも素敵ですが、パイプオルガンの伴奏があればなおよしです。荘厳さが増して、格調高い趣のクリスマスキャロルになること間違いなしだと私は密かに思っております。
ちなみにパイプオルガンって鍵盤楽器と思われがちなのですが、ふいごでパイプに空気を送り込み、パイプを振動させることによって音色を作り音を出す楽器なので、どちらかと言うと管楽器に近い構造です。
パイプの大きさや太さ素材によって音色や音階が変わり、一つのパイプからは一つの音しか出せないので、パイプが多ければ多いほど幅広い音が出せる仕組みとなります。一台のパイプオルガンのパイプ数は、数千本から多いと3万本を越えるものも。
演奏者はストップと呼ばれる演奏台のレバーで複数のパイプを組み合わせ、音色を作ったり変えたりします。ストップの操作次第で、ピッコロのような可愛らしい音から大魔王のイビキみたいなやべえ音まで出せてしまうのがパイプオルガンという楽器の凄いところです。
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