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空を飛ぶ夢を見る
夜毎繰り返し繰り返す夢は
高い悲鳴と
引き裂かれる痛みと
酷く青い空と
白く輝く初夏の太陽とに彩られ
ほら もう
君はそこには戻れない
そう嘲笑うばかり
空を飛ぶ夢を見る
背には翼があるのだと
思ってしまった愚かな私
夜毎夜毎に見る夢は
空を飛んだ自らの記憶
頬を涙で濡らしても
過去を悔いても
懺悔の言葉を呟いても
記憶は 夢は
私自身は
私を決して許してはくれない
だから今日もまた
私は空を飛ぶ夢を見る
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