応援コメント

エピローグ」への応援コメント

  • 遅ればせながら、完結おめでとうございます!

    憧れだったヴェネチア(の紛い物)が部屋中に散りばめられているのが物悲しい…。
    この部屋のように、ルカヤの心はこれからずっと偽物の幸福に包まれて、穏やかに暮らしていくんでしょうね。心が麻痺して、嘘もいつか本物にすり替わる。まさしくメリーバッドエンドに相応しいラストでした。
    でも、生まれてくる子どもに対する愛情は嘘偽りじゃないんだろうな、とも思います。
    そう考えると、真に望みを叶えたガエタノ先生やっぱ強いな…と思ったのでした。一人勝ち…!

    鳥籠から出られないのなら、せめてその中でだけはしあわせな夢を見ていてほしいと願わずにはいられません…。

    作者からの返信

    《さかな 様》

     お読み下さりありがとうございます!
     お返事が遅くなってしまい、すみません。少々私生活で心の余裕がなく、申訳なくも、お返事を控えておりました。

     エヴァンはエヴァンでルカヤを想ってはいるのですが、結局それは『エヴァンが恋慕を満たしていること』が前提の愛情表現です。
     本物ではあるエヴァンの愛情に、ルカヤが屈するのか、あがき続けるのか。
     その一点は読者のかたの想像を残す構成にしました。

     ルカヤは諦めの悪い性格ですが、仰る通り、子どもへの愛情は本物になると思います。エヴァンもまた。
     その果てに本物にすり替わることになるかもしれません。
     ガエタノは2人と比べて容赦なく『自分最優先』なので、相手を欲するエヴァンと比べて、一人勝ちしやすいヤツです。安易な言い方をすると、やばいです。強い……!

     全て諦めて、鳥籠のんかで幸せな夢を見るのか。
     想いを馳せて頂けて、嬉しいです。
     改めてになりますが、この物語を楽しんでくださり、本当にありがとうございました!