31配信目 【#異世界たこパ】オフでたこパを開催じゃ【レイ・ブレイブ/リリィ/ニーナ・ナナウルム】
【#異世界たこパ】オフでたこパを開催じゃ【レイ・ブレイブ/リリィ/ニーナ・ナナウルム|キラキライブ】
Now Loading...
:ドキドキ
:もうすぐか
:魔王様の勇姿が見れるな
:既にてぇてぇ
:なにげに勇者と天使の絡み初だから楽しみ
:てぇてぇ空間はここですか
:既に空気が尊い
:視聴者の数がエグイw
:同時接続数20,000超えwww
:ふぁーw
:3人のそれぞれのファンが来てるからな
:有給とって来た!
:たこ焼きが食べられると聞いて
:てぇてぇ
:まだなのかー!
:尊すぎてシンドイ
:とりあえずうんこ済ませてきた
:魔王様が天使に食われないか心配
:食われる(意味深)
:ガタッ
:ナイスゥ!(やめろ!)
:この日のために1週間仕事頑張った
:勇者と天使に責められてタジタジな魔王様が見られると聞いて
:天使のオフでの対応が気になる
:天使は自制しないと警察のお世話に……
待機画面には既にたくさんのリスナーが来ていた。配信開始前にも関わらず、既に同時接続数が2万人を超えている。
もちろん我だけじゃなく、レイやリリィのファンもここに来るわけで、要するに3人分のファンが一堂に会しているわけなので、視聴者数も当然多い。まあ、それを加味してもすごい人数が多いけどな。
いやぁ…… やばい、めちゃくちゃ緊張してきたのじゃ……
こんなに緊張するのはセバスのお気に入りのティーカップを割ってしまってセバス相手に
と、そんなことは今は良い。
今はこのオフコラボに集中するのじゃ、我。
そして思い出せ、ちーちゃんとの秘密の特訓を。
久しぶりにちーちゃんとお泊りできて楽しかった…… じゃなくて、特訓のおかげで我は自信を持つことが出来たはずじゃ。さっきレイとリリィと軽く会話をしたが、そこそこいい感じに話せたと思うぞ。うん、さすが我。略してさす我。
ん゛ん゛ッ。
我の第一声で配信をスタートするとさっき2人と決めた。
レイもリリィも我の開始宣言を待っておる。ここはビシッとキメて、オフコラボ成功への景気づけにしようぞ。
:お?
:キタキタ!
:配信きちゃ!
:きちゃ
:きちゃ
:wktk
:キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「皆の
:ズコーッ
:ε=ヾ(⌒(_´-ω・)_ズコー
:草
:うそやん…
:新喜劇並みにずっこけたわw
:かわいい
:かわいい
:えぇ……
:うそん…
:皆のもにょてwwwww
:かわいい
ウォォぉぉおおおおおおい!
なぜに!?
なして!?!?
なんばしよっとね?!
クソッ! レイとリリィが目の前に居るせいで普通に緊張してしまったのじゃ! これではせっかく我が今まで積み上げてきた『尊敬すべき魔王様』というイメージに傷がついてしまうじゃないか!
「ニーナちゃん緊張しなくても大丈夫よ~。落ち着いて、一緒に頑張りましょう」
あたふたしていると、レイが後ろからそっと包み込むように抱きついてきた。
なんじゃこの包容力は……
温かみがあってふわふわと内から浮かぶ安心感に加え、背中に当たるレイの程よく大きな柔らかい双丘が……
って違う!
「おおおおお主、なに急に抱きついてきてるんじゃ!?!?」
「あら~? ごめんなさい、抱き心地が良さそうだったからつい~」
「あ! レイ、お前だけずるいぜ! 私にも抱かせろ!」
「ば、ちょ、二人して抱きつかないでくださ…… 抱きつくな!」
:あぁ^~
:あら^~
:あらあら^~
:キマシタワー
:ふむ。続けたまえ。
:てぇてぇ
:何だこの尊い空間は。たまげたなぁ…
:勝手にたまげてろ
:フーン、エッチじゃん
:キマシタワーの建築予定地はここですか
:私にも抱かせろ(意味深)
:鼻血が…
:あは^~
:理想郷(アヴァロン)はこ↑こ↓にあったのか
抱きついてくる2人を振りほどき、乱れた服を正す。まったく。
まあ…… ちょっと緊張はほぐれたかもしれないから、感謝しないこともないこともないのじゃけど……
「ニーナ、お前、すごい抱き心地いいな」
「そ、そんな低音ボイスでかっこよく言ってもダメでs…… ダメなのじゃ!」
凄いしみじみと噛みしめるようにリリィが言う。
リリィは女性にしては声が低く、本気を出すとめちゃくちゃかっこいい声、いわゆるイケボがだせる。こちらをまっすぐ見て言うもんだからすぐさま目をそらしてしまった。カッコイイ声で言っても、いきなり抱きつくための免罪符にはならん!
というか、うーむ…… ちーちゃんとの練習のおかげである程度は話せておるが、やはり目を見て話すの無理じゃね? というか普通の人ってどうやって目を見て話してるのじゃ? 何らかの特殊能力かの?
それに敬語がついつい出てしまう。
ちーちゃんとの作戦会議でちーちゃんから“なるべく敬語は使わないほうが良い”と口酸っぱく言われている。
敬語というものは、ある種壁を作りやすい。
一応レイとリリィは初対面なので敬語を使いたくなるし、そもそも陰キャあるあるだと思うが会って間もない人にタメ口とかハードル高いじゃろ。
じゃが、ぐっと距離を縮めるためにも「敬語は使うべからず」とちーちゃんから言われておる。
さっきレイとリリィにもその旨伝えて断ったのじゃがのぅ…… なかなかうまくいかぬ。
「ふふっ。少しは緊張がほぐれたかしら~?
それでニーナちゃん、今日は私達と何をするんだったかしら?」
レイがクスクスと笑い、我に話題を振ってくる。
そうじゃそうじゃ。
今日はたこ焼きパーティーをすることはトゥウィッターで発信しているが、一応何をやるのかは言わんとな。
話題振りありがてぇのぅ。
ナイスじゃ、勇者レイよ。
「う、うむ。今日はたこ焼きパーティーじゃ。
で、うん…… 誠に遺憾ながら、なぜかタコを締めるところから始めるのじゃ」
:どゆこと?
:タコをしめる?
:ん? タコまだ生きてんの?
:ゆでダコ買ってきてないの?
「それについて私から補足するぜ!
今日のたこパはスタッフさんの粋な計らいで、一級品のタコを使用する。しかもまだ生きてるタコだから鮮度も抜群だぜ。産地直送だ。
……まあ、要するに、幼女が触手と格闘する場面から、この配信はスタートするわけだな。ちなみに生きたタコは私が提案した」
:草
:お前か
:事案の影に天使有り
:ふむ、続けたまえ。
:幼女×触手ですか… いいと思います。
:触手プレイとはいい趣味
:産地直送(魔王様のSAN値が直葬)
:安定の天使クオリティ
:天使くんさぁ……
:料理できる?大丈夫?
「私はタコ締めるのとか普通にできるし、レイも割と料理できるって聞いてるから、ニーナが無理そうなら私達が代わってやる感じだぜ」
「ニーナちゃん、頑張って」
「……頑張るのじゃ」
「大丈夫だって! 私が手取り、足取り、ねっとりと、教えてあげるからな。へへっ… ジュルリ… おっと、たこ焼きが早く食いたくてつい」
:やりたくなさそうで草
:ヨダレ…? 犯罪臭がしますね……
:お巡りさんこいつです
:本当にたこ焼きが食べたくてヨダレ出ましたか?
:天使が天使してて草
:もしもしポリスメン?
:狂人がそばにいて魔王様可哀想
:触手にロリコン天使ですか。続けて。
「……変態め」
「クハッ…! やば、今の上目遣いの“変態”、いいぜ……」
「
「ふふっ」
:おいそこ代われ天使
:天使ずるいぞ
:今の「変態」いいね
:はぁ…好き……
:良うわからんけど勇者のママみが凄い
:既に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます