5

「さよーならー」

 学生たちが帰る時間に、俺と目が合うと彼女はいつもにこやかに挨拶してくれた。その笑顔がとても眩しく純真無垢だから、普段アパートで隣人のやつにすれ違ってもお辞儀すらしない俺も、「さようなら」と丁寧に返した。

 彼女は周りから由利と呼ばれているようだった。非常に整った容姿をしていて、教師や生徒など老若男女問わず好かれているように見えた。しかし彼女の本当の魅力はその美貌だけじゃなく、まったく濁りのない純白さなのだと俺は気付いていた。

 由利と挨拶するためだけに、なるべく由利が帰る時間に駐輪場付近に行っていた。部活などには入っておらず放課後になってすぐ友人たちと帰っていたので、ほぼ毎日同じ時間に顔を合わせることができていた。

 しかし、その日は違った。由利は駐輪場には現れなかった。放課後に勉強でもしているのだろうか、体調を崩して保健室にでもいるのだろうか。由利の自転車がまだ置かれていることはわかっていたものの、今どこで何をしているかまではわからなかった。

 日が沈み始めたので今日はもう帰ることにした。こんな日もあると自分を励ましてため息を飲み込んだ。最後にもう一度由利の自転車が残っていることを確認した。その場を離れようとした。

 そのときだった。

 由利が、一人で駐輪場に入って来た。

 俺はこのことにどこか運命めいたものを感じざるを得なかった。そのまま心の赴くままに、由利の方へ近づいた。

 何もその純潔を汚したいわけじゃない。ただ街灯に群がる虫のように、俺のことをもっと近くで照らして欲しかっただけだ――


 智佳が駆け出したのを見て、克己も迷わずその後を追った。判断が遅い自分を恥じた。

 ――最近だとストーカーっぽい人まで現れてさ。もしかして、ペペがいなくなったのもその人のせいなんじゃないかって思い始めてるんだよね――

 板滝山寺で由利から聞いた言葉を思い出す。あのときは軽く流してしまったが、何度か由利の不幸話を聞いたことのある克己でも、ストーカーというのは初耳だった。由利の美貌を考えればいてもおかしくないかもしれないが、それにしたって悪意のある犯罪行為である以上、不幸体質の一言では片付けられない。

 思い違いであればそれでいいが、さっきの今で考えると、由利が危険な状況にある可能性が高い。

 校門から入って、左手に駐輪場がある。声の聞こえてきた方向が具体的にどちらかまではわからなかったが、自転車を取りに行くという由利の言葉から、克己と智佳は駐輪場に向かった。

 駐輪場は体育館の下に位置しているため十分な広さを持つが、日が沈む前のこの時間帯は蛍光灯が灯っておらず中は薄暗い。克己たちが入ったメインの出入り口とは別にある、四隅の口から入る外光が頼りだった。

 駐輪場に入ると同時に慌ただしい足音が聞こえた。克己たちと離れていくようにして二人の人影が走っている姿が目に入る。先を走るのが女子生徒である由利、その後ろを追うのがライトグリーンの用務員のような作業服を着た男という、どう見てもふざけ合って遊んでいるとは思えない状況だった。

 克己と智佳もそちらへ駆け寄る。

「待てっ!」

 横にいる克己が思わずびくりとするほどの鋭い声で、智佳が叫んだ。天井の低い駐輪場でその大声は何重にも反響して、前方の二人にも届いた。

「くそっ……!」

 もうすぐ由利に手が届きそうと言った距離まで詰めていた男は、由利を無視して駐輪場から出て逃げようとしていた。智佳はためらうことなく、前傾姿勢を取ってスピードを上げて男の後を追った。

「ちょっと待って、緒美音さん――」

「真岳くんは南戸さんをお願い!」そう言って智佳は自分の通学カバンを克己に放り投げた。

 危ないからそこまで深追いしなくてもと克己は言おうとしたが、有無を言わせぬ智佳の物言いに気圧されてしまった。言われた通り、ひとまず由利の様子をうかがう。

「大丈夫?南戸さん」

 由利は少し息を切らしているようだったが、克己の質問に「うん、ありがとー」とすぐ返せる程度の余裕はあるようだった。

「いきなり手首掴まれたからびっくりしちゃった……。てかそれより、智佳ちゃん追いかけよ!」

「――うん!」

 ぱっと見たところ由利は負傷がなさそうだったので、ともに智佳を追うことにした。智佳は剣道を習っていたという話をしていたが、自分より体格の大きい成人男性を取り押さえるということは難しいはずだ。何か木刀のような武器を持っていれば別かもしれないが。

 克己と由利が駐輪場を出ると、体育館の隣にある部室棟の裏に智佳が走っていく姿が見えたので、急いでその後を追った。

 克己たちが部室棟の裏に入ったときにはすでに智佳は逃亡している男に追いつこうとしていた。男は逃げきれないと観念したが、開き直ったのか、振り向いて智佳につかみかかろうと両手を振り上げていた。20センチメートルほどの体格差がある相手に覆いかぶされたら、小柄な智佳ではどうしようもない。

「緒美音さん!下がっ……つっ――」

 危険を察知して叫んだ瞬間、克己のみぞおちに激痛が走った。ちょうど追いかける智佳と襲い掛かろうとする男がぶつかった瞬間だった。きりで胸のあたりを貫かれたような痛みで、呼吸もできず克己は膝から崩れ落ちた。

「真岳っ!?」

 突然隣で克己が前かがみに倒れたので、由利は即座に克己の体を支えた。克己は何とか呼吸することはできるようになっていたが、しばらく喘息のように必死に喘ぐことしかできなかった。

「これがもしかして、痛みを共感するってやつ……?」由利が心配そうに克己の顔を覗く。

「うん、たぶん、そう……」

 由利に肩を借りながら、克己は顔を上げて智佳の方を見た。智佳が平然とこちらに背を向けて立っているのに対し、男はうつ伏せの状態で倒れていた。男が胸に手を当てたまま小刻みに震えていることから、克己は自分が共感した痛みの原因を察した。

 持っていたボールペンのようなもので相手のみぞおちに突いたのかと思ったが、智佳の両手は空で何も持っていなかった。智佳のカバンも克己が預かっていたので、何か武器になるようなものをポケットの中に入れているのだろうか。

 克己たちが智佳の横までたどり着いたところで、智佳は二人が追ってきたことに気付いた。由利が克己に肩を貸している状況に怪訝そうな顔を見せたが、すぐに「あっ」と言って、目の前に倒れた男と克己に目を向けながら状況を理解した。

「そっか。真岳くんがいるときは少しは手加減しなきゃね。なかなか面倒だわ」

「ごめん……せめて目をつぶっておけば……」

「別に責めてるわけじゃないわ。面倒ってだけだから。人の痛みを予知して咄嗟に目をつぶるっていうのも簡単じゃないでしょう。それより」

 智佳なりの励ましの言葉を投げかけたあと、智佳は由利に向き直った。

「この人がストーカー?」

 智佳が指さした先で、男はいまだにうつ伏せで苦しそうに呻いていた。由利はその男を見下ろすようにしてじっくり見つめた。

「いや、どーなんだろ……。いつも学校で会う用務員さんってことはわかるけど、この人がストーカーかってまではわかんないなー」

「それならひとまず、質問に答えられる状態になるまで待ちましょうか」

 少しずつ痛みが引いてきた男がゆっくりと顔上げると、智佳が汚物でも見るような冷たい目を男に刺していた。男はすぐさま四つん這いになり土下座の体勢を取った。

「ごめんなさい!そんなつもりじゃなかったんです!」

「南戸さんを襲おうとした挙句に、私にも掴みかかろうとした以上、その言い訳は無駄よ」

 男は自分を取り繕う言葉を一蹴されて、弱々しく再び謝ることしかできなくなった。そんな男を見下ろしながら智佳は嘆息する。

「少しでも申し訳ないと思っているのならこちらの質問に答えなさい」

 智佳が目配せして、由利が口を開いた。

「あなたは、よく駐輪場とかで会った用務員さんですよね?最近、私のあとをついてきたりとかしてました?」

「いやっ、そんなことはしたことない、です。本当に、あなたのことは学校内でしか見かけたことないです」

「本当でしょうね」智佳が男を睨みつける。「真岳くん、目をつぶってて。もう一度刺したら答えが変わるかもしれない」

「ほっ、本当です。だからもう刺さないで……」

 男は完全に恐怖におびえた様子で、額を地面につけていた。

「お、緒美音さん、落ち着いて……。逆に嘘つかせちゃうかもしれないから……」

「うん、私もこの人は嘘をついてないと思う」

 震えたまま土下座をしている男の姿があまりにも不憫で、克己と由利は智佳を止めた。

「そう、二人がそう言うなら……」

 智佳の表情は、克己にはおもちゃを没収された子供のように少ししょんぼりとしているように見えた。

 まさかこの人、単純にもっと刺したいだけじゃないよな……。

「それじゃあ、ぺぺ、私の飼っている犬のことも、何か知らないですか?」

「えっ、いや、知らないです。っていうか、犬飼ってるんですね、はは……」

「やっぱり刺しましょう」

「えっ、あの、ごめんなさい!本当に知らないんです!」

「智佳ちゃん落ち着いてー」

 男に一歩前に踏み出して近づいた智佳を、由利が「どうどう」と言いながら羽交い締めにした。

 由利の悲鳴が聞こえたときはどうなるかと思ったが、ひとまず無事に済みそうだということに、克己は胸を撫で下ろした。


 結論として男は、朝影高校の用務員を辞めたうえで二度と由利に近づかないということを誓ったのちに、釈放された。

 智佳は警察に突き出すことを提案したが、被害を受けておらず騒ぎにもしたくないという由利の意見を尊重する形になった。それでもなお物足りないと感じた智佳が、「もし次同じようなことしたら、今度は目に刺すから」と最後に脅したことで、男はいっそうおびえた様子で、逃げるようにその場を走って離れていった。克己も智佳と同様に警察か教師に伝えるべきだと思っていたが、その男の病的におびえた様子から二度と悪事は働けないような気がした。

 やっぱり言うことを聞かせるために痛みは有効なのだと、同じ痛みを共有した者として克己は苦笑いを浮かべていた。

「ほんと、ありがとねー二人とも。智佳ちゃんって強いんだねーすっごくかっこよかったよ」

 克己と智佳は、ストーカー問題が解決していないことから万が一を考えて、由利と一緒に帰ることにした。本当は由利の家までついて行こうとしていたが、今回は自転車があるから大丈夫だと由利が断ったので、妥協案としてその途中までということになった。

 フレームの黄色い派手なママチャリを由利が歩いて押し、その横を智佳が、その後ろを克己が歩いていた。すでに日は落ち、陰影のついた月がぼんやりと空に浮かんでいる。由利の自転車のライトと街灯が頼りだった。

「まぁ、僕は見てただけなんだけどね」

「そうね、真岳くんはかっこ悪かったわ」智佳が真顔で言う。

「いや、あの、ほんとに面目ないです……」

「あはは、真岳の場合は仕方ないでしょー」

 智佳の勇ましさも相まって克己は情けなさを感じていたが、由利が笑ってフォローしてくれたことに少なからず救われた。

「そういえば」智佳が克己に振り向く。「真岳くんが、南戸さんに大事な話があるらしいわ」

 智佳はいつもの意地悪い笑顔ではなく、わざとらしいくらい真面目な顔をしていたが、その裏にある悪意が克己には透けて見えていた。

「えっ、なになに。どーしたの、真岳?」

 由利もまたきょとんとした顔で振り向く。告白だと誤解されていないか、それとも告白され慣れているせいで動揺していないだけなのかは克己にはわからなかった。

「いや、そんなに大事ってわけじゃ、ないこともないんだけど……」

「真岳くん、私外した方がいい?話しにくそうだし」

 口ごもる克己にかぶせるようにして智佳が言う。いまだに真面目な表情を保っているが、心なしか口元が震えているようにも見える。

「いや、緒美音さんは外さなくても大丈夫だから……」

 このままためらっていても智佳が白々しい言葉を並べるだけだと観念し、克己は覚悟を決めて、足を止めて由利に頭を下げた。

「南戸さん、ごめんっ!」

「へ?」驚いた表情で由利も歩みを止める。「ごめんって、謝るなら迷惑かけた私の方だと思うけど」

「いや、さっきの件とは関係なく、これまでのことなんだけど……」

 克己はさきほど智佳にしたものと同様の話を由利にした。オニの話はすでにしている以上、余すことなくすべてを話した。普段から由利の痛みを共感できないことから偏見を抱いたこと、手村への罪悪感について、智佳へ由利に対して注意を促したこと。由利は克己の話を終始真剣に聞いていた。

 克己が話し終えると、由利が前を向いて再び自転車を押し始めたので、克己と智佳も合わせるようにした歩き始めた。

「まー私って昔から鈍感なとこあるからなー。あんまり細かいこと気にしないっていうか。だから痛み感じていないのかもね」

「いや、あの、でもそれは、僕が言うのもなんだけど、仕方ないことだとも思う」

 由利が不幸体質で、日常的に不幸な出来事に苛まれているのだとしたら、一種の防衛本能として痛みに鈍感にならざるを得ないのではないだろうか。現に、未遂に終わったとはいえストーカーに襲われた後にも関わらず由利の様子におびえたりなど変わったところはない。

「だけど、南戸さんみたいなタイプの人もいると知れたおかげで、僕もいつの間にか自分がオニに頼り過ぎてしまってたことに気付けたんだ。痛みを共感しなかったとしても、その人が痛みに耐性があるだけで、もし自分が同じ目に合ったらどうなるかっていう当たり前の考えが抜けてた。僕が南戸さんの立場だったら、きっともっと痛そうにしていたと思う」

「またなにかあったら相談して」克己に同調するようにして智佳が言った。

 由利は克己と智佳の顔を見て、嬉しそうに笑った。

「優しいんだね、二人とも。ありがとー」

 それから十秒ほど沈黙の間が流れたあとに、由利が再び口を開いた。

「手村くんかー。でも確かに、手村くんのことは気にしなさ過ぎたかな……」

 独り言のような由利の言い方に、克己は何か言った方がいいのか悩んだ。気にしなくてもいいとは言いにくいし、もっと罪悪感を覚えろと言うのも違うだろう。

「手村くんって、やっぱ私のこと恨んでるのかな?」

 由利は克己に聞いた。智佳が手村のことを知らないから仕方がないとはいえ、先ほどと同様に克己は返答に窮した。

「正直、僕にはわからない。南戸さん一人のせいじゃないわけだし、特別恨んでいるわけじゃないと思うけど……」

 克己は自分で言いながら後悔した。これは嘘だ。手村がいじられるようになるきっかけを作ったのが由利である以上、傍から見てそこに正当性があるかはともかく、手村が由利を特別恨んでいる可能性は十分ある。由利もすでにそこまで考えて恨まれているかどうか聞いたのかもしれないが、そのことを直接由利に伝えることはためらわれた。

「やっぱ優しいねー真岳は」克己の葛藤を見え透いたように由利はにやりと笑って言った。「手村くんのことタコくん呼びしたの私だしね。嫌われても仕方ないかも」

「まぁそれは、確かに……」

「でも手村くんって人は不登校じゃなく、もう学校を辞めているわけでしょう。あまり悩んでも仕方ないと思うわ。これからは気をつけましょうって話でいいんじゃない」

 智佳がいつもの鋭さでばっさりと切り捨てた。克己は反射的に否定しそうになったが、言い方は厳しくも結論としては智佳の言う通りだと思うので、何も言えなかった。

「よし、決めた!」

 唐突に由利が大きな声を出したので、克己と智佳は二人して驚いた。

「私、手村くんに謝りに行ってみるよ。智佳ちゃんの言う通り手村くんはもう学校辞めちゃってるから意味はないかもしれないけど、もしそれで手村くんの気が少しでも晴れるんなら――」

「やめた方がいいわ」智佳が由利を遮るように言った。「手村くんって人がどんな人か知らないけど、本当に南戸さんを恨んでいるなら火に油を注ぐような結果になりかねない。最悪、まったく関係のない理由で学校を辞めたのに、南戸さんが下手に出ることに付け込んでくるかもしれない。賠償金とか変なこと求められても困るでしょう」

 変なことという言い方で智佳は濁したが、おそらく由利の体を求めてきたらという意味だろうと克己は察した。手村がそこまで下衆な人間だとは思えないが、その可能性は確かに0ではない。

 それでも――。

「僕は南戸さんに賛成だよ。というか、そのときは僕も一緒に行きたい」

 智佳から鋭い視線を浴びていることに気付いたが、克己はひるまずに続けた。

「手村くんに会って、改めて話したいんだ。緒美音さんの言う通り、何の意味もない行為で、逆に悪い結果になる可能性もあるけど、それでも一度話してみたい。痛みを見て見ぬ振りした罪滅ぼしじゃないけど、痛みを共感できる僕だからこそ、その人の痛みを解決するための手助けになれるんじゃないかって。いや、なりたいんだ」

 バラバラ男の恐怖を克服し、復讐のために生まれたのが智佳のオニだとするならば、自らの他者の痛みを共感するというオニにも何か生まれた意味があるに違いないと、克己は信じていた。その意味を知るために、ただ共感するだけでなくその痛みに向き合ってみようと胸の内で決意していた。

「あなた、カウンセラーにでもなるつもりなの、真岳くん……」

 智佳はため息をつきながらも、諦めたように小さく一度頷いた。

「そのときは、私もついて行くわ。万が一のために備えて」

 由利と二人きりになりたいのではとまた智佳から揶揄されるのではないかと思ったが、智佳が真剣な顔で万が一と言うので、本気で警戒していることが伝わった。

「それじゃー三人で行くのはいいとして、まずは手村くんちの場所調べなきゃ。最悪電話番号でもいいけど」

「先生に聞いたら教えてくれるかしら」

「まーいたずらするわけじゃないし聞いたら教えてくれそうだけど。でも、プライバシー的な問題でダメだったりするのかなー」

 智佳と由利が相談している後ろで、克己は問題を解決できる最適な人物がいることを思い出した。

「手村くんと交流があって、たぶん住所も知ってる人がいるから、その人に頼んでみよう」

「その人って?」智佳が克己に聞く。

「夜井くん」

「え゛っ……」

 街灯頼りの薄明りの中でも、智佳が露骨に嫌そうな顔をしたのがはっきりと見えた。

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