僕は成仏できない
@yamadaayane0926
第1話僕の先輩は単純である
僕は今、周りを山に囲まれたド田舎に住んでいる。いや、住んでいるという表現は間違っている。なぜって?お察しの方もいると思うが、僕はもう死んでいる。あの日、そう、夏祭りの前日に、、、
時を戻そう。2年半前。
「あの、先輩、よかったら一緒に夏祭り行きませんか?どうせ一人でしょうし」
「聞き間違えかな?なんか失礼なこと言ったよね?」
「はい、言いました。すみません。」
「わっはっは、素直でよろしい」
豪快な笑いだ。
「先輩、それで返事は?」
「仕方がない、一緒に行ってやろうではないか!だがしかし、条件がある。りんご飴をおごってくれ」
「もちろんですよ、先輩」
先輩は満足そうな顔で部室をあとにした。にしてもりんご飴1つでデートって先輩軽いな。
彼女は同じ部活に所属している、凪紗先輩だ。部活といっても、うちの部活は緩くて顔を毎日出しているのは僕と凪紗先輩だけである。そして、僕は凪紗先輩にひそかに思いを寄せている。僕の入部理由も、彼女に一目惚れしたからである。はじめは、真面目で、賢そうな彼女に惚れていた。だが、入部してすぐに分かった。彼女が致命的なバカだということに、、、
僕は成仏できない @yamadaayane0926
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