第5話

「何だ… 貴様をサンライズ国の兵士として雇いたい。 隣国のオール国、レール国と争っていてな。 そこに必要だ。」

「めんどくさいですね。 まぁ、やりましょう。」

「やるか。 給料は良いからな。 案内してやる。」 

 ジョンはついていく。 やがて、城はみえ立ち止まる。

 門の2人がハロルドに向かって敬礼する。

「そこの人は?」 門番の1人が言う。

「新人だ。 国王に話がある。 中にいるか?」

「ハロルドさんが人を連れてくるとはね。 珍しい。」 門番はジョンをまじまじと見る。

 ジョンは「どうも」と頭をさげる。

 城の大きな扉はあく。

 10メートルくらいの高さをしている。

 ジョンは中に入ると圧倒される。 

 中では特訓している様子だ。

 左を向けば、対人戦が行われている。

 1対1の戦いをやっている。

 右は術の特訓している。

 土属性の人が的をつくって補充。 他の人は術を使って的にいろんな攻撃をくりだしている。



 ハロルドは城内に入り、突き進んでいく。

 サンライズ国の王は玉座に座って考えこんでいる様子。

 五属性を全て使え、世界最強ともうたわれている。 国の人々からも慕われている。

 人格者だ。 名前はアーサー王という。

 五十代ながら、若々しくガタイはいい。

 圧倒的なオーラをまとっている。

 ハロルドはいつ会っても緊張する。

「何のようだ、ハロルド。」 アーサー王は立ち上がる。

「五属性を扱える青年を連れてきました。 まだ未熟ですが、必ずや将来は活躍するでしょう。」

「そうか。 その青年とやらの写真は?」

 ハロルドは写真を渡す。

「この子は… ハロルドよ、どこで見つけた?」

「道端で何やら寝ていたので、説教をかねていろいろと話していたんですが… ジョンがどうしたんですか?」

「あの伝説の夫婦の子供だ。」

 

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