第四回昔の笑いで出ています杯

大会すんで、ご挨拶(と次回予告)

 大会参加者の皆様、ヨムヨムの皆様、一か月強の大会、大変お疲れ様でした。

毎度毎度のお付き合いありがとうございます。


【笑いのヒトキワ荘・第四回大会】昔の笑いで出ています杯

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452221219777205



 まずはひとこと、かる〜く謝罪を。


 二十名の作家さんのご参加、三十作品は超えましたが、思ったほど集まらなかったかなぁ? という印象でした。もしそれが今回の「お題」のせいだとしたら、誠にすみません。個人的趣味に走りすぎましたかね?


 また、「講評」を強めに打ち出したせいか、旧作品の参加も少なかったですね……。いつもは書き下ろしが少なくて旧作品が多い企画なのに、ちょっと「あれ?」って管理人は思いましたよ。


 私は旧作品を住人選考から外しませんし、私の講評がそれほどありがたがられているとも思っておりません。ということはきっと、大会テーマに合わない、と思われたのか、2021年5月以降が新規作品と明確に表示しましたので、「旧作ウェルカム企画ではない」と判断されてしまったのかもしれませんね。


 ですが、笑いの作品になにか「感想」「反応」がほしい、**小説大賞や講評企画に出したいけど時間や機会がなくてなかなか出せない、という方もおられるでしょうから、もし私でもお役に立てましたら幸いです。これからもできる範囲でやっていこうと考えております。


 それから、私のフォロワーさんが企画に遊びにきてくださり、何作品か読んでくださったようで、「ヒトキワ荘の住人さんはレベルが高い!」と喜んでくれました。Twitterでも何作品か、「ファンエモジー」(ただ作品関連の絵文字をつけただけ)付きの宣伝を流させていただきました。


 それでもいつもよりPV、星が増えなかった……ということでしたら、本当にゴメンナサイ。反省しまして、次回はもっと需要のあるジャンルの大会にします。




今大会、私が「いいな」と思い、住人候補に挙げた作品は以下の感じです。



【書き下ろし、または新規作品】

 

 僕達はFが弾けない/椰子草 奈那史

 悪役令嬢三姉妹の日常会話/朽木桜斎

 変夢奇譚 ~くだらない夢のよせ集め~/@Ak_MoriMori

 

(次点)

 コトダマだ! 終末を笑え!/田中ざくれろ

 


【新規作品以外】


 真夜中の珍景/雨月

 【完結】「超能戦隊レットゥルトゥーア」改め「爆裂ピュアリン!」/ちありや

 野良の吉永小百合〜昭和に捧ぐ〜/塩塚不二夫

 


 内々の部分ではありますが、「住人に選ばれなかったからダメだったんだ」と思われるのも残念なことですので、公表しています。


 もちろん好きなもの、部分を挙げていったらきりがない、というくらいのときもあるので、ほどほどにしなければなりませんが。



 今回、椰子草さん、朽木さんは最初からほぼ確定でした。唯一迷ったのが103号室で、私は田中ざくれろさんの作品を選びたい気持ちでした。

 ざくれろさんの『コトダマだ!〜』に対する思いは講評に書かせていただいたのでここではくり返しませんが、そこかしこに漂うマニアの冷めた嗤いとギャグが私好み。ムードとして好きな作品でした。しかし冒頭部分の文章に引っかかってしまった、という感じです。


 伝えたいのは言葉じゃなく中身やろ……と思うでしょう。ですが、笑いの作品の場合、文章一つで笑わせられたりつまんなくなったりする、大事なところだと思っています。もし仮に文章がまったく問題ない作品があり、なのに意味不明な改行が多数されてあるとか、タグやキャッチフレーズで作品や作者自身にマイナスに響くような不可解な文章が見られる場合でも私は選ばないと思います。以前、おそらくはタグの問題で削除されてしまった参加作品がありましたので、それ以来タグもなるべくチェックするようにしています。




 住人選考の話に戻りますが、ざくれろさんを泣く泣く候補から下げて、103号室を@Ak_MoriMoriさんか雨月さんかの二択になりました。

 新規作品から選ぶとしたら当然@Ak_MoriMoriさんになります。この作品も非常にレトロチックで好きでした。ショートショートは全体で、世界として、味わうものだと思います。世界は出来あがっていました。減点面などがあったわけではありません。本当に大分悩みましたが、「これだ!」という激しい打撃を得たい、というところで、悩んでしまったように思います。


 今大会は「古くて、おもしろい」を念頭に選ばせていただくということで、迷いに迷って、雨月さんの作品について、「この作品は後々もずっと頭に強く残っているに違いない、このまま触れずに流しておくのは非常に惜しい」と感じました。内容は「変態に出くわした」でそれほど珍しいものではないはずです。そこに陸上が強烈に出てきて、文章で演出し笑わせてくれました。文章のおかげで絵がはっきり浮かんだ感じです。ほとんど感服した、といったところで選びました。




 その他の参加作品について、ギャグの腕前では東の紫李鳥さん、西の三岳イサミさん、という感じでお二人は特にすごかったですね。『オトボケ親子』と『アホ大人戦隊・バカレンジャー』は笑わせてもらいました。今回マニアックな笑いもありましたが、こちらの作品は誰でも笑えるものではないでしょうか。何度読んでも笑えます。また常連作家さんの猫とホウキさんはコメディ作りにおいて、ですね。なにで笑わせようとしているのか、がとても明確で、シンプルでありながら一作一作飽きさせない工夫がされていますよね。期待はずれというものがない。よく思いついてんな、これ(驚きのあまり丁寧語がはずれる)、と思っています。


 ええーっと、私はですね、ゲテモノ食いでもありますから、もっと粗い、奇作珍作でも大丈夫でございますので、「なんかきちんとしたものじゃないと参加できない」みたいなことはありませんので、その辺、よろしくです。ぶっ飛んでてもオーケーです。いや、皆さん、たしかに良作が多いですね。びっくりですよ。






【次回予告になります】


 次回ですが、秋にと考えておりましたが、もしかしたら早めの開催になるかもしれません。多分、9月くらいになると思います。

 今大会の反省を踏まえて、ポピュラーなジャンルで勝負してみます!


 

 ブラックユーモア杯で! 



 多分、文章力の高い方、深いところまで描かれた作品などが集まる予感がします。おそらくは「シュール&ナンセンス杯」と同じくらいの激戦になることでしょう。なってほしい……。なので、管理人程度の脳みそで判断できるか自信がない……。


 ということで、次回はゲスト審査員さんをお招きしようかと計画しております。毎回私一人で選ぶと好みが偏ってしまいますし、それだと参加者様もおもしろくないのでは、と思っていますので。


 まだ内容を固めてはおりませんが、私は短編が好きなんですよね。読みやすいし。長編の講評とか時間がないと難しいですものね。旧作品も参加できるようにします!


 では皆様、そのときが来ましたら近況ノートでお知らせいたしますので、ピッタリの作品をお持ちの方、ぜひご遠慮なくぶん投げに来てくださいね。背筋も凍るような笑い、毒々しい笑い……などなど、いや〜ゾクゾクしますな。



…………………………。


 余談ですが、書き下ろしの方がもしいらっしゃったら、「ヒトキワ荘」タグ使ってほしーなー。今のところ、「ヒトキワ荘」で検索したら私と猫とホウキさん作品のみなんですわ。私個人は、「タグ検索」を結構やっています!「ユーモア」タグも意外に少ないんですよ、私の作品がめっちゃ多い(!)。


 ということです。また作品上でお会いできる日を楽しみに待っています。よろしくお願いいたします。



 2021年8月 ヒトキワ荘・管理人より

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