第38話 またまた進化します



【メディシナルフロッグ:♂のレベルが上がりました】


【種族レベルが50になりました】


【種族レベルが上限になりました】


【『貪吸』のレベルが8になりました】


【『薬毒錬成』のレベルが2になりました】


【『念話』のレベルが6になりました】


【『MP高速回復』のレベルが6になりました】


【『収納』のレベルが2になりました】


【ステータス】

種族:メディシナルフロッグ

性別:♂

HP:2215/7300(+200)

MP:1110/6117(+200)

SP:1445/6078(+200)


レベル:50(+2)

ATK:3862(+100)

DEF:3862(+100)

INT:4857(+140)

MND:3862(+100)

SPE:5307(+140)


スキル:

『鑑定 :レベル10』

『状態異常耐性:レベル9』

『貪吸:レベル8(+1)』

『体術:レベル10』

『猛毒攻撃:レベル10』

『毒生成:レベル10』

『薬生成:レベル10』

『薬毒錬成:レベル2(+1)』

『毒魔法:レベル10』

『隠密:レベル10』

『危険予知:レベル9』

『跳躍:レベル5』

『水中高速移動:レベル4』

『念話:レベル6(+1)』

『MP高速回復:レベル6(+1)』

『収納:レベル2(+1)』

『水棲 :レベルー』

『陸棲:レベルー』


【進化先を選択してください】


【ポイズン・ダート・フロッグ/ドラッグ・ダート・フロッグ】


よし、こちらの予想通り進化先が出現した。


出た進化先はポイズン系統と薬系統の派生かな。


ここまで来たんだし、今更ポイズン系に戻るのはちょっと・・・。


どうせなら薬系統にそのまま進化して行きたい。


ということで、今回に関してはそこまで悩まずに選択した。


【ドラッグ・ダート・フロッグに進化しました】


【ドラッグ・ダート・フロッグ:♂のレベルが上がりました】


【種族レベルが2になりました】


【スキル『毒武装』を習得しました】


【スキル『警戒色』を習得しました】


【『薬毒錬成』のレベルが3になりました】


【ステータス】

種族:ドラッグ・ダート・フロッグ

性別:♂

HP:2215/9500(+2200)

MP:1110/8317(+2200)

SP:1445/8278(+2200)


レベル:2(+1)

ATK:8012(+4150)

DEF:8012(+4150)

INT:9057(+4200)

MND:8012(+4150)

SPE:9507(+4200)


スキル:

『鑑定 :レベル10』

『状態異常耐性:レベル9』

『貪吸:レベル8』

『体術:レベル10』

『猛毒攻撃:レベル10』

『毒生成:レベル10』

『薬生成:レベル10』

『薬毒錬成:レベル3(+1)』

『毒魔法:レベル10』

『隠密:レベル10』

『危険予知:レベル9』

『狙撃:レベル6』

『跳躍:レベル5』

『水中高速移動:レベル4』

『念話:レベル6』

『MP高速回復:レベル6』

『収納:レベル2』

『毒武装:レベル1』

『警戒色:レベル1』

『水棲 :レベルー』

『陸棲:レベルー』


『状態異常耐性』スキルのレベルが高くなってきてから、進化の際の眠気にも大分耐性が付いてきたと思っていたが、今回ばかりはぐらっときた。


それほどに身体への負担がでかい進化であったのだろうな。


身体にはどんどんと力がみなぎってくるのがわかる。


すごいステータスの上がり具合だ。


弱小の魔物ほど、後半の進化の際に上昇するステータス量が多いのかも。


どのような容姿になったのかを確認したい。


ということで水面に映る自分の姿を確かめてみることにする。


基本的なベースの色は、今回も前と変わらずにうっすらとした緑といったところだろう。


しかし、そこに更に光沢が増して黒色の斑点が現れたようだ。


体格は大きくなるどころか、むしろ小さくなっているように感じる。


これはもしかしてヤドクガエルなのか?


前世では色とりどりのきれいなカエルとしてよくメディアに取り上げられていたな。


特徴的な黒い模様と小柄な体格からは想像も出来ないほど強力な神経毒を皮膚から分泌していて、うかつに触ってはいけないなんて警告もあったくらいだったなぁ。


ポイズン系統のカエルの最終的な進化形は、このヤドクガエル方面なのかも。


薬系統も一応ポイズン系統からの派生だったし、不思議は無いな。


ヤドクガエルの毒は本来エサとなるアリやなんかの毒が生物濃縮されることで蓄積される物で、自分自身で生成しているわけじゃないが、その分強力な毒を保持することが出来る、いわゆるフグみたいなタイプのはずだったよな・・・。


その点俺の場合は、スキルとはいえ自分で作っている訳なので、その相違点はどうなっているのだろう。


自分で生成してそれを武器として転用する、なんて昆虫なんかの毒に近しい物があるよな。


案外そこら辺は異世界特有の、雰囲気で片付けられるものなのかもしれないが・・・。


さて。


それじゃあステータス値に関してはこれくらいにしておいて、次はスキルの方を見ていくとするか。


習得してから中々レベルの上がらなかった、『薬毒錬成』スキルのレベルがようやく上がってくれた。


しかも一気に2レベルもだ。


最初の一個は今までの経験値の蓄積っぽいが、二つ目は進化の際のボーナスっぽくもある。


進化時の種族にそれに類するスキルのレベルも上がる傾向があるから。


なんにせよ、一つは「成長促進薬」にすると決めていたが、もう一個分レシピを考える必要性が出てきた。


これはゲーマーとして非常にわくわくするなぁ。


『収納』スキルのレベルも上がったし、他既存のスキルも良い感じにレベルが上がってきてくれた。


『早熟』スキルが失くなってからはレベルアップもかなりペースが落ちてしまったが、それもこれも直に「成長促進薬」によって解決されるだろうな。


その先がどうなるか今から楽しみだ。


そして毎度進化の度にゲットできる新スキルについてだが、今回はなんと一度に二つものスキルを入手することができた。


◾︎『毒武装』

体内から分泌した毒を身に纏うことが出来るスキル。

攻撃力の増加をすることができたり、防御時にダメージを減らしたり、触れた相手へ『状態異常:毒』の判定を与える事が出来る。


◾︎『警戒色』

皮膚の色を変化させることで敵から襲われにくくなるスキル。

見た者に警戒を促し、襲うのをためらわすことが出来る。

視覚を持たない、または視覚に頼らない生物に対しては効果が薄い。


『毒武装』スキルはさっきも言ったような、ヤドクガエルの皮膚を表わしているのかな。


単純な戦闘力強化でも嬉しいものだ。


応用方法なんかは今時点で思いつかないし、これがレベルが上がることでどうなっていくのかも想像できないぞ。


『警戒色』スキルは自然界ではいたってよくあるものだな。


これがスキルとして存在するとは・・・。


自然界において自らに猛毒を所持している植物・動物は、体色を派手な色にすることで食べても良いことなんて無いよと知らせている。


有名なので言うと毒キノコとか唐辛子とかな。


他の動物はそういったキノコやもろもろを食べると死んでしまうことを知っているため、決して食べることはない。


人間も他の動物などと同様にそういったものを見たとき、図鑑などを読むまでも無く食べるべきではないと、本能的に悟るという。


着色料がふんだんに使用された食べものに対して食欲が減退するという事象も、恐らくそれが要因であると言われている。


中には毒も何も持っていないのに、そういった色を表現して食べられるのを防ぐ生物もいるらしいけど。


それにしても敵から積極的に襲われないということは、非常に便利だな。


連戦であれば連戦であるほど、この厳しい環境においては命取りだ。


それを意図的に回避出来るって言うのは、かなり大きい。


連戦じゃなくても、こちらから狙った相手をゆっくりと選べたりすれば、それだけでも大きな余裕に繋がる。


その効果について過信は禁物であるが、『鑑定』スキルを掛けてからでも襲われないのならば、周囲に対してかけまくるというのもありだろう。


少なくとも二つとも持っていて、損は全くないスキルだな。


それにしても、本当にスキル増えたなぁ。


こんなに多かったら管理しきれるか・・・。


まぁ、今はとりあえずいいか。


今日はもうこれ以上ここから動く気がしないし、『薬毒錬成』スキルのレシピの空欄をとっとと設定するとしよう。


レシピの一覧を眺めながら、横目でヘビのことを見やる。


カエルとエイでの連続戦闘、しかも久しぶりの戦闘とのことでこいつも疲れているのか、うとうととしている。


【ステータス】

種族:ホワイトスネーク(状態異常:衰弱(微))

性別:♀

HP:25785/29100

MP:22240/29100

SP:25740/29100


レベル:42

ATK:21500(-2150)

DEF:21500(-2150)

INT:21500(-2150)

MND:21500(-2150)

SPE:21500(-2150)


スキル:

『状態異常耐性:レベル4』

『噛み付く:レベル10』

『巻き付く:レベル10』

『猛毒攻撃:レベル5』

『毒生成:レベル5』

『氷魔法:レベル7』

『隠密:レベル10』

『危険察知:レベル5』

『未成熟:レベルー』

『寒冷地適応 :レベルー』

『水中適応(極微):レベルー』

『陸棲:レベルー』


はっ!?つっよっ!!


いつの間にか衰弱が(微)になってるし、全体的に俺のステータスの約2倍かよ・・・。


今回の進化でかなりプラスされているんだが、それでもなおこの差か。


こいつが最近あんまり戦闘に参加してなかったのって、もしかしてこいつに経験値を譲られてたからなのか?


思えばさっきのエイも結構ステータス自体は離れていたのに、あまり経験値は貰えてなかったな。


楽勝とかいってたのだが、割と体力は削られまくっていたし、こいつのおこぼれ扱いだったのか。


軽くへこむなー。


こいつこんだけ今の状態で強いのに、進化したら一体どうなっていくって言うんだよ。


ステータスも結構上がったし、またしばらくは一人で戦闘して少しでもこいつに追いつかなきゃな!

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