案ずるむずかしさ

忙しい。と言うよりはやらないといけないことが多い。

なにかが起こる時、それは往々に重なって起こる、みたいな定則をどこかで聞いたような気がする。


そんなやらないといけない事の山を目の前にして私が真っ先にとる行動というのは、どうしても逃げることだ。

後悔することもわかっていれば、どんどん重くなる罪悪感を抱えながら。


或いは逃げきれないことを何とかこなして、一息つこうとしていると、他のやらないといけないことが頭から抜けていたことに気付かされて、慌てて追われるような、そんな繰り返し


いつからか、落ちこぼれという言葉がしっくりくるような人間になってしまっていた。

既に成人している身でありながらもまだ親に見られて急かされて生きている。


不甲斐ないなあと思うし、なにか結果を出さないと、焦るばかりで、やっぱり中々行動には移せなくて、

案ずるより産むが易しとも言うし、本当に決心することは難しいな、としみじみ思う。


だけれど正しいことを決めてそのために動くことを決心しないと動けないような人間なのだ、私は。

それが私の一番の弱さなんだろうな、と思う。

だけれど失望ばかり重ねてきた私に成功を見据えることができるわけが無いし、許されない恐怖を抱え込める強さもないんだとやっぱり言い訳の言葉が口を出てしまう。


眠る前に祈るのは、明日が来ないこと。

逃げたがりの自分にため息してまた布団に潜る。

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