夜の手帳

最近思っていること。

率直に言ってしまえば、私は不器用だ。

頭にいくつもの要件を入れようとすれば、必ずどれかは抜け落ちてしまうし、やることが増えると優先順位の付け方が分からなくなる。

そのくせ幻想を抱いて、期待しがちなのだ、自分ではない、私という像に。

世の中には"器用貧乏"という言葉があるけれど、それならば私は"不器用貧乏"なんだろうな、とつくづく思う。

すぐにレスポンスが返ってくるようなことに手を伸ばしがちだから、それこそゆっくり努力を積み上げていくようなことには足が竦みがちで、それで本末転倒のようなこともしばしば。

ずっといつも思っている。私はばかだなと。

だけどきっとそれは正しくて、

私は頭がいい訳でもなく、器用でもない。

それはきっと紛れもない事実であって、私が認めないといけないことなんだろうと、

弱さというのは、きっとそれだけではただの事実でしかなくて、それ以上の意味は持たなくて、

だからこそ、私はきっとそれを言い訳にしてはいけないんだろうなと。

私は一度立ち止まるべきで、

立ち止まって私の弱さを認めて、

それを踏まえた上で、私として生きていくべきなんだろうと、最近、強く思っている。