第94話 長編の連載始めます。空気読まなくてごめんなさい

 週末に、長編の初稿が完成しました。いえーい! 下書きの原稿に<了>の字を打ったあと、部屋の中で一人、歓喜のダンスを踊りました(←本当に)。


 今、家にお義母さんが来てくれてるんですけど、お義母さんは私の小説の趣味を応援してくれていて、「生まれて初めて長編書けましたー!」って報告したら、お祝いにワイン買ってきてくれました。


 いつも「英語だったら読むのに」と言ってくれるのですが、昔のエッセイで、お義母さんのことを「天下一武道会で優勝しそうな人」とか書いてたこともあるので、こっちの家族が日本語読めなくてラッキーと思っている、ふつつかな嫁です。


 今、KACがむっちゃ盛り上がってるじゃないですか。メディアワークス文庫とか、他のコンテストも盛りだくさん。毎日、新作ラッシュですよね。私はぜんぜん読めてません。(ごめんなさい。ごめんなさい。これからできるだけ読みます)


 なので、このタイミングで長編の連載を始めるのって、どうよ……って、まあ少しは思ったのですよ。


 それに、一話目から改稿しながら公開を始める前に、いろんな人の作品をインプットしてからしようかなとも思いました。筆致などに、いい影響があるかなと思いまして。


 でも、他の方の作品を読んでるうちに、自分の作品がゲシュタルト崩壊し始めたんですよ。小説って、こんなふうに書いていいんだっけ、ダメなんだったっけ、もうわけわかんね〜って感じで、考え過ぎのループにハマってしまいました。これも書き手あるあるなんでしょうか。


 というわけで、もう今日から、えいやっと公開することにしました。毎日夕方の5時ごろ更新予定です。


 性描写あり、暴力描写あり、不倫ネタあり、のいろんな方のご不興を買いそうな作品ですが(苦手な方はご遠慮ください)、私は今までの作品の中で一番好きです。でも、書き手って、基本的には今書いてる作品が一番好きですよね(笑)。


 いつも通り、自分が読みたいと思う作品を書いたので、30〜50代の女性が対象読者かと思われます。でも、男性や、二十代以下の方がどう思われるかも興味があるので、ぜひさわりだけでも読んで感想聞かせていただけると、恐悦至極に存じまする!


 今回、最後まで書くモチベーションを保つためと、一読者としての率直な感想を聞くために、ナツくん、こと神楽耶 夏輝さんに下読みをお願いしました。昔、彼の短編を下読みしてあげたっていう借金をカタに……(笑)。


 私の作品の下読みを快く引き受けてくれそうな、天使のような書き手さまたちは、他にもいらっしゃったのですが、長編の下読みって負担が多いので、わずかな貸しがあったナツくんにたのみました。


 最近、人気作品を驚きのスピードで書き続けてる、凄腕の書き手さんでもあり、体内に女性飼ってるんじゃないかってくらい、女性の心理描写もうまい男性作家さんなので、男性・女性両方の視点から、目からウロコのアドバイスをたくさんもらえました。あと、若いんで私の文章の昭和臭チェックもしてもらいました。本当にありがとう!


 ナツくんの提案で、「この作品を読んでほしい人」を一人決めることにしました。で、カクヨムのこころさんを選びました。@こころさん、これ、「読んでくれ圧」じゃないですからね(笑)。読まなくて、いいですからね。


 いつも、対象読者=「オレ」な私ですが、そこにもう一人「この人もこういうの好きかな?」と考える人を設定することで、書くときに客観的な視点が少しでも得られるかなと思いました。


 こころさん、同世代ですし、おすすめの漫画や本がドンピシャで私の好みなんですよ。なので、私が好きな展開はこころさんも好きかな〜って。そんな安直な思い付きです。


 カクヨム村のいろんな方に支えられて、初稿が完成した作品です。よかったら読んでください。もれなく、かしこまりこのバーチャル微乳ハグが付いてきます♡


タイトル:死にたい夜にリベンジ

リンク:https://kakuyomu.jp/works/16816927860384836842


 最後まで追わなきゃ〜とかプレッシャー感じないでくださいね。小説は合う合わないもありますし、リアルライフやご自分の執筆がお忙しくなって、追えなくなることもあるかと思います。だからイントロだけでも読んでほしいなって……今本音がもれた。笑


 読みたいときに、読みたいものを、読みたいだけ、読みましょう♪


追記:

私のエッセイに宣伝効果はほとんどないのですが、協力してくださったカクトモさま二名の作品を、お礼も兼ねて紹介します。


神楽耶 夏輝さん

最近、人気小説を出し続けている、筆が超人的に早い作家さん。カクだけじゃなくてヨムも積極的です。名作を発掘するのも、作品をほめるのもうまい。

最新のエッセイ「モブのから騒ぎ」で一緒にから騒ぎするのはいかがです?

https://kakuyomu.jp/works/16816927860405881112


澄田こころさん

キャラ文受賞で書籍化決定した実力派の作家さん。

メディアワークス文庫のコンテストに「洛中ラヴァーズ」を出品されてます。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892773703

女子高生と美術の先生っていう、設定がすでにトキメキますね。京都出身だけあって、京の描写がすばらしいです。会話が京言葉なのも、すてきなんですよ〜。まだ途中までしか読んでないんですが、おばさんの心を一瞬で乙女に戻すキュンキュン物語です。大人の女性にこそ読んでほしいかも。

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