第88話 カクコン、お疲れ様でした

 カクコン、参加期間が終わりましたね〜。読者選考期間もあと数日を残すのみ。特に長編で参加された方々、お疲れ様でした。


 キャパが小さいので、限られた数しか読むことができませんでしたが、参加されたみなさん、すばらしい作品の数々をありがとうございました。パチパチパチ。あと数日、短編などは読みに行けたらと思います。


 私は、エッセイを数本と短編一本出そうと思っていたんですが、長編のプロット作りのほうが楽しくなったり、夏休みを満喫したりしているうちに時間がなくなり、結局エッセイ一本で終わりました。(読んでくださった方ありがとうございました!)


 短編を改稿するにあたり、アドバイスをくださった方々、それから、エッセイのアイディア出しに協力してくださった方々、今回不発でごめんなさい(汗)。またいつか挑戦しますんで(陳謝)。


 カクコン参加者の方々にとって、怒涛の執筆の日々が終わり、ようやく一息つけるこのタイミングで、私は長編を書き始めました。いつもながら、我が道を行くタイミングですが、とっても楽しいです〜。


 カクヨムを始めた当初は、熱に浮かされたように、寝ても覚めても執筆のことばかり考えていました。本当に恋でもしてるみたいでした。うふ。


 執筆を始めて一年半経った今では、執筆に対する気持ちが、だいぶ変わった気がします。付き合ってから一年くらい経って、もう一緒に住んでて、すっぴんにパジャマでくつろげて、いつも一緒にいる感じ……って、わかりますかね?


 朝早く起きて執筆しても、仕事の時間になったらちゃんと頭が仕事に切り替えられるようになりました。私にとっては好ましい進歩です。こうやって、執筆に生活を乗っ取られることなく、楽しく続けられたらいいなと思います。


 今回は、最後まで書ききったあと、最初の一話から改稿しながら投稿する予定なので、今のペースだと、公開できるのが早くても四月になります……。うへえ! どうか最後まで書ききりますように。


 しかし、小説の冒頭って悩みますよね〜。今回は起承転結じゃなくて、三幕構成に挑戦しています。第一幕:発端、第二幕:葛藤、第三幕:解決、となるやつですね。『「物語」のつくり方入門 7つのレッスン』によりますと、第一幕では、「最初に物語の設定を説明し、その後すぐにツカミとしての事件を起こしましょう」とあります。


「最初に設定を説明する」というのが、私には難しく感じました。冒頭から読者さんをつかみたいので、最初から事件を起こしたいんですが、同書によると「冒頭でまず、いつ・どこ・誰の物語なのかを説明すると、読者が物語に入りやすくなる」らしい……。うーむ。


「簡潔に設定を説明している冒頭」と言えば、「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」が、一番有名かもしれません。


 よく考えたら、これすごいなーって思いました。


 いつ:むかしむかし。どこで:あるところ。だれが:おじいさんとおばあさん。


 なんて簡潔な。いつどこのだれのお話なのか、秒でわかりますよね。「むかしむかし」も「あるところ」も「おじいさんとおばあさん」も、非常に大雑把なのがいいですね。設定なんて、大雑把でもいいんじゃね? と思えます。


 ここまで言っておいてなんですが、「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」的な冒頭を書きたいかって言われたら、そうでもないんですけどね(笑)。


 読者が「え?」と少しひっかかりを感じて、続きを読みたくなるような、魅力的な冒頭にしたいじゃないですか。ってことで、私が好きな作品の冒頭を研究してみました。なんだか長くなってしまったので、冒頭の研究については明日投稿します。


 みなさま、冒頭ってどうしてます? マイルールなどがあられましたら、よかったら教えてください。


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