第14話 魔神となった悪役令嬢
そこまでやった私はとても満ち足りていた。
悪魔になる前には得られなかった幸福を味わった。
これでもう思い残す事はない。
そう思って、悪魔に魂を差し出そうとしたけれど、契約している悪魔は首を振った。
どうやら私は、その悪魔よりも力が強くなりすぎてしまったらしい。
悪魔ではなく、魔神となっていた私は、対価を払わずともそのまま生きていけるようだ。
思いがけず第二の人生を得てしまった私は考えた。
どうせ生きるなら、楽しく生きるべきだ。
だから、この世界のどこかに復讐で困っている人間がいないか探すことにした。
世界は広い、そして私は自由だ。
復讐劇の機会にありつけずに困っている人間は何人だっているだろうし、私はその人達の元へ簡単にたどり着く事ができる。
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