第6話 姉達に復讐
私はまず、姉達に復讐する事にした。
姉達は、自分の才能におぼれてわがまま放題していた。
私をできそこないだと、あざ笑いながら。
だからそんな姉達の才能を、恵まれた力を、すべて奪い取る事にしたのだ。
姉達は、すぐに何もできなくなった。
すると、これまで姉達を褒めたたえていた人達が離れていった。
惜しみない愛情を注いでいた家族ですら、何もでなくなった姉達を見放した。
誰も助けてくれなくなった姉達は、自分に唯一残った美貌を使って、男達に取り入った。
お金持ちのお嬢様であった姉達には、自分で生きる力がなかったからだ。
だから誰かの庇護に入ろうと思ったのだろう。
男達は姉達の美貌に目がくらんだようだ。
姉達は、とりあえず生きていくだけの環境を手に入れた。
一気に復讐しては、つまらない。
私はいったん、姉達を放置する事にした。
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