第4話 飼い主はみっちゃん(仮)



 拾われた日から数日後。

 僕は新しい飼い主の女の子と一緒に住む事になった。


 名前はなんていうのかな。


 み、なんとかちゃん。


 長かったから覚えてられなかったよ。


 とりあえずみっちゃん(仮)にしておこう。


 みっちゃん(仮)は、朝早く起きて、僕のもふもふに櫛をいれて、丁寧にといてくれる。


 僕はこの世界ではげんじゅー(?)らしくて、とても珍しい動物らしい。


 だから、丁重に扱うのが正しいみたい。


 時々他の人が見に来て、おっかなびっくりもふもふを触ったりするけど、ひどい扱いはされてない。


 それどころか美味しいご飯を食べさせてくれたり、遊んでくれたりするから、みんないい人ばっかりだった。


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