どうやって決まるのかな?
閃光が暗闇の中に走り窓に反射したかと思うと、直後に硝子に振動が走って大きく揺れた。途端に大粒の雨が叩きつけ、音が室内にまで入り込んでくる。
「いきなり降り出したな」
「春の嵐ね。ロス、訓練場は」
「近衛の方はもう終わっていますし、今日はもうあとはなかったはずです」
銘々、文机から顔を上げて外の様子を伺う。日中は爽やかな青空が晴れ渡っていたために、この天候の急変は予想もしなかった。
王女は卓上の湯呑みをとると、すっかり冷めた茶で唇を湿らせた。しばらく休憩を取っていなかったことにようやく気がつく。
「ああ、そういえばね、ユークレースから私宛てに私信が来たのよ。例の発表の後にも少しずつ訪問者の数や回数が増えているのですって」
同じく長い時間働き続けていた二人も一息つく必要があるだろうと、王女は今朝がた伝書鳩が運んできた手紙の内容を話題にした。
「それはシレアもだな。着々と訪問数は増えているから、やはり催し物に参加した甲斐はあったということか」
「ただ、私たちの把握していない地域からの訪問者が多いみたいなの。だからどなたがいらしているのか。ユークレースも同じ状況らしくて」
「催し物の最終結果を出すにはそれぞれの参加国へ決定権を持つ方々が訪れないといけないのでは。一体、どれくらいの方がいつごろいらっしゃるのでしょうね」
その質問に、二人は揃って首を傾げた。
「確かに、わからないわね。全員いらっしゃるのかしら」
「選考に残ったのは相当数だろう。流石に全員は難しいのかもしれない、と思ってしまうが」
「未知数ね」
「全くだな」
******
皆さん、こんばんは。職場から帰ろうと思ったらいきなり雷雨。雷だけのうちは駅まで走ろうかと思った、矢先に大雨が降り出しました。というわけで、雨が小康状態になるのを待っています。
最近、選考に残していただいた二作品のPVが、足跡つかずに増えています。
そこで前々からの疑問。
最終選考を出すにあたり、一体各作品をどれだけの編集さんがみにいらしてくださるのか。
あの数をまさか全員の編集さんがご覧になるのか、と思うと頭が下がる思いですが、可能性としては、各部門の担当編集さんのみがいらっしゃる?
レーベルは多いので、各部門の中でさらにタイトルやあらすじなどから選定をかけ、良作と思しきものだけ読みにいらっしゃる?
それでは何人が読みにいらっしゃる?(もしくは全く読まれないのだろうか)
それはいつ頃?
未知数ばかりでわからず、最終選考はどうやって決まるのかな、と答えのない疑問に首を傾げています。
願わくば、あらすじだけで「だめ」となることなく、作品全話を読んで決めていただきたい者ですが、実際問題、初めの数話で勝負が決まるのかもしれません。物語に初めの掴みは重要でしょうし、商業小説なら尚更でしょうし。
ネガティヴな発言は心の中だけにとどめておこうと思っておりますが、守れなかったりもするのが歯痒いところ。
そんなこんなでスピンオフばっかり増えてますよ(笑)。KACでは合計三つも書いてしまった(シレアのスピンオフが二作品、クエルクス主人公が一作品「白月」)
スピンオフ集、宇部さんを模倣して作りまして、こちらも日に日に増えています。昨日も。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218626600234
早速読んでいただいています。ありがとうございます。
で、どうなのでしょうね。きっとカクヨム編集部様が読んでいらした時にはPV自体が伸びない、という可能性もあるのですが。
というのは、コンテスト対象になるのはコンテスト投稿期間の状態、という制限があるので、その後の編集を交えないために一番手っ取り早くて確実な方法は、運営さんの方でバックアップをとり、そこから編集さんが読む、という方法だからです。
どうですか?
過去から今回まで、中間選考通られた方、その後のPVの増加傾向など、特徴はありましたでしょうか。気になりますね。
しかし雨。。。あっっ! 今がチャンスです!
帰ります!
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