第31話 奇跡の出逢い。
沢山お手紙も読み終わり、そして僕も沢山のお手紙を残し…。お部屋に戻ろうとしたその時だった。
「キッドさんっ!?」「…えっ!!ミルキーちゃん!?」
偶然も偶然。なななんと!!会う確率がとても低いミルキーちゃんの姿がそこにあった。
「えーっ!会えて嬉しいわっ!!」「ビックリです!お久しぶりです!」「…運命よ(笑)泣きそう…」「そ、そんなっ!!」
かおりさんの達も、とても嬉しそう。
まさか、こんな遠い場所で出逢えるなんて、奇跡です!!
「キッドさんに会いたかったんです。」「僕も会いたかったです!」「お元気そうで安心しました。」「うん!まだ僕は元気だよ!」
互いにお尻の匂いを嗅ぎ合い、お鼻をツンツンとくっつける。
懐かしい…、とても嬉しい!!
「今日はここに泊まるの!?」「はい、プチ贅沢旅行です(笑)」「私達もなのよ!!ねぇ!ちょっと家のペンション来ない!?」「いいんですかっ!?」「是非っ!!」
こうして、僕はミルキーちゃんのお部屋にお邪魔する事になった。お部屋の中には、ミルキーちゃんのいい香りと、美味しそうな匂いが…誘惑に負けてしまいそうです。
「キッドちゃんは食べちゃ駄目な食べ物ある!?」「いえ!大丈夫です。」「そう、じゃぁミルキーとキッドちゃんにおやつタイムね!」
むむむっ!!これはお誕生日限定の「アレ」じゃないですか!!
今日はミルキーちゃんのお祝いですか!?
「ミルキーちゃん、お誕生日おめでとうございます!」「え?私の誕生日はもう終わりましたよ?」「だって、この食べ物は特別な日の物ですよ?」「このケーキは、お正月用のお祝いケーキですよ!」
ケーキ…。今日初めて知りました。この白いのはケーキと言うのですね!?ケーキ、ケーキ…ケーキーーーーっ!!
シーーーーーン。僕は今日も「待て」の儀式をする。
「キッちゃん(笑)今日はいいのよ(笑)」
えっ!?もう食べていいですか!?
では遠慮なく、いただきまーーす!!
バクバクバクバクッ…!!
「ふふっ(笑)」「ミルキーちゃん、何ですか!?」「何か、キッドさん見てると元気が出ます(笑)」「ミルキーちゃんも食べましょう!」「私はさっきおやつを頂いたので、キッドさん召し上がって下さい。」「えっ!?いいのっ!?」「勿論です。」
「あぁっ!キッド!!ミルキーちゃんにも食べさせてあげて!!」「ミルキーがキッドちゃんに食べて貰いたいみたいね(笑)いいのよ、大丈夫。」「でもっ…!!」「ミルキーはキッドちゃん大好きだから!!」
「ん?ミルキーちゃんは僕が好きなんですか!?」「えぇっ!?キ、キッドさんって大胆ですのね…」「僕もミルキーちゃん大好きだよ!!」「…その好きとは違うのですけれど…」
僕はケーキに夢中。
ペロリと間食した後、お腹いっぱいになった僕はミルキーちゃんとふかふかのソファーでお昼寝をした。
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