第4話 拝啓 久々のガチャガチャです
僕たちが固唾を飲んで見守る緊張の中で、先生は【ガチャ】をガチャガチャと回すためのつまみに手を添える。
――ガチャガチャ……ガチャ……ガコン……コロコロ……
静寂に包まれた空間の中で何かが転がって出てくる音が響き渡ると、【ガチャ】の取り出し口に出てきたのは黒色のカプセルだった。
あれは何だろうか? 真っ黒だから悪そうなイメージしかないけど……
「え……黒……? 虹とかじゃなくて?」
厚かましくも先生は物欲センサーがなくなったことにより、最高レアリティを引くつもりでいたらしいが、その気落ちした感情は女神様の言葉によって掻き消される。
「凄いですよ、それはシークレットです! 早速引いてしまうなんて、貴女は豪運のようです。さぁ、カプセルを開けて中の紙を取り出してから、そこに書いてある文字を見てください」
あれはシークレットだったんだ……女神様、真っ黒でイメージが悪いと思ってごめんなさい。
「出たんだ……シークレット……」
密かに狙っていた本命のシークレットが出たことによって、先生は戸惑いを隠せないでいるようだ。
だが、先生はまだレアリティがわからないのか過度な期待はせずに、しかしながらシークレットを引き当てたという自分の運に期待しながら、震える手でカプセルを開けると、中には2つ折りにされた白い紙が1枚入っていたようだ。
そして、この紙にシークレットの職業が書かれているかと思うと、その職業とレアリティに対して先生は期待で胸を膨らませながら、震えの止まらない手でその紙を取り出してはそっと開く。
「せ……精霊使い……?」
紙に記載されている文字を見た先生はシークレットである以上、レアリティもわからなければ、どれほど強いのかもかもわからない。そのように困惑する先生を見た女神様がそのレアリティを教える。
「おめでとうございます。URの【精霊使い】です。異世界で精霊たちと仲良く過ごしてください。トップバッターがいきなりシークレットURを引き当てるとは幸先がいいですね」
女神様の言葉を聞いたクラスメートたちは、いきなり出た高レアリティにどよめき始めるが、先生はそれよりも気になることを女神様に尋ねていた。
「これは生徒たちを守れるくらいの、強い職業なのですか?」
「はい。考えてもみてください。貴女自身が直接戦闘をせずに精霊たちが代わりに戦闘をするのですよ? 他力本願街道まっしぐらです。ただし、“精霊たちから気に入られないと力は使えない”というデメリットはありますけど」
「強いのにデメリットがあるんですね」
「無条件に強い力というのは振るえないものです。日本でもそうでしょう? 権力、財力、武力……それらの強き力を振るうためにはそこへ至るための努力と才能、そして努力するために消費する時間、更に時間を消費したことによりできなかったことなど、それ相応の支払う対価というものがあるはずですよ?」
「確かに……」
「では、どんどん他の方も【ガチャ】を回してください」
先生への説明が終わり女神様が先を促すと、様子を見ていたクラスメートたちはお互いに顔を見合わせながら、『先に行けよ』と言わんばかりに表情で訴えかけていた。中には顎をクイッとして、あからさまに促している者までいる。
だが、こういう時においてさっさと自分の職業を引いておきたいオタク組は、行きたい気持ちもあるが人生経験上の観点から、出しゃばって何かを言われてしまう確率の方が高いと、ウズウズしながらも集団の片隅の方で様子を窺っていた。
それを見兼ねた先生がその場を仕切り始めると、出席番号順に【ガチャ】を回すように指示を出していくが、この中で1人、クラスの一員でない者が声を出してつかつかと歩いていく。
「私が引こうではないか」
その者は何を隠そう一緒にいることを忘れられていた、次期女子生徒会長その人だ。僕も今の今までその存在を忘れていた。
あんなにキャラが濃そうな人なのに、今まで静かにしていたからいることに気づいていなかったのだ。
「このようなことを体験するのは初めてだが、URというものを引けば良いのだろう?」
つかつかと歩きながら女神様に質問をぶつけていくと、女神様がその質問に答えた。
「あら、貴女は知識のない人でしたね。確かに1番良いものはURです。引けるかどうかは運次第ですけど……」
「なに、今日はミートソーススパゲティを食べ損ねたんだ。悪い運は既に消費したから、残る運は良いものしかないだろう」
いったい何を根拠にそう判断したのか、次期女子生徒会長は自信満々に胸を張って答えていた。ミートソーススパゲティの消費に、運が関係しているなんて初耳なんだけど。
そして、次期女子生徒会長が【ガチャ】の前に立つと、彼方此方と観察をしながら口を開く。
「これの中身は見てはいけないのか? URが入っているのかわからないのだが……」
そう、次期女子生徒会長が言う通り、ガチャガチャの筐体は真っ白に塗りつぶされていて、中に何色のカプセルが入っているのかわからないのだ。
「別にそういうわけではありませんよ。何が出るかわからないからこその、楽しみ方というものがあるでしょう?」
「うーむ、初めてするから見てみたかったのだが、そう言われてしまうと引かざるを得ないのか?」
「別に見ても構いませんよ」
そう答える女神様が指をパチンと鳴らすと、不透過だった【ガチャ】の筐体が透けていき、中身のカプセルが見えるようになっていく。
おおっ、色々な色をしたカプセルがいっぱい入ってる。ちゃんとURらしきものやシークレットのカプセルを確認することができた。
「おお、この1番派手な虹色の物がURなのか!?」
「そうです。それを引くことができれば最上級の職業に就けます」
「楽しくなってきた。それでは引かせてもらうとしよう」
「出るといいですね」
そして次期女子生徒会長は意気揚々と【ガチャ】のつまみを握りしめると、それを回し始めるのだった。
――ガチャガチャ、ガチャガチャ……ガチャ……ガコン……コロコロ……
僕たちが固唾を飲んで見守る中、次期女子生徒会長が出てきたカプセルを掴み、出てきた色を見てへこんでしまう。狙ってたやつじゃないらしい。
「虹色のカプセルじゃない……」
そう、次期女子生徒会長が引いたのは虹色ではなく、黒色のシークレットだった。本人としては虹色のカプセルを引きたかったため、シークレットを引いたというのに感動が薄い。
シークレットを引けただけでも凄いのに、よほどURを引きたかったのか、落胆ぶりが凄いことになっている。
次期女子生徒会長は哀愁漂う背中を見せながらカプセルを開けて中身を取り出すと、そこに書いてある文字の意味がわからなくて女神様に見せているようだ。
「虹色のカプセルではありませんが、その職種のレアリティはURですよ」
「そ、そうなのか? ……有言実行できるとは、恥をかかなくて済んだようだ」
女神様の言葉によって、テンションが上昇気流に乗っていく次期女子生徒会長。どんよりとした空気が薄くなり、代わりに笑みがこぼれるようになっている。
「貴女は運がいいようです」
「ミートソーススパゲティを食べられなかったからな」
いったいどれだけ食べたかったと言うのだろうか、未だにミートソーススパゲティに固執している様は、最早執念としか言いようがないと思える。
「この【武聖】というものは何だろうか?」
次期女子生徒会長が引き当てたのは【武聖】という職業のようで、それを聞いたクラスメートたちも興味があったのか、女神様に視線を向けた。
「それは簡単に言ってしまえば、武の頂点と言ったところです。【剣士】の頂点は【剣聖】、【拳士】の頂点は【拳聖】……それら全ての頂点が武聖となりますので、あらゆる武器・格闘を使いこなすスペシャリストとなります。貴女にわかりやすく言えば、多芸に通ずると言ったところです」
「ほう……それは武の心得がなくとも使いこなすことが可能なのか?」
「最初に言った通り基本スキルがデフォルトで備わりますから、例えば剣を持った時点で何となくその使い方がわかり、それによって素人とは違い、剣術の体捌きが自然とできるようになります」
「至れり尽くせりだ。これはもう私が最強なのではないか?」
「そういうことはありません。【武聖】は武に特化した職業ですので、魔法は一切扱うことができません。魔導具を使用する程度なら可能ですけど……」
「なんと……いささかピーキーな職種ということか……」
「魔法が扱えず武闘のみという点では限定的な強さになりますので、ピーキーと言うのも間違いではございませんが、それを補って余りある強さを持つことができるでしょう」
「努力次第というものだな」
「はい。才能だけでは強くなれませんので、たとえ【武聖】であっても何もしなければ、努力を続ける剣士にも劣ります」
「助言感謝する」
そこからは教育実習生の指示通り出席番号順に【ガチャ】を回していき、喜ぶ者や落胆する者、良いのか悪いのか判断がつかぬ者と反応は様々であった。
そして、とうとう僕の番がやってくる。僕は“か行”の苗字なので、出席番号は割かし早い段階となる10番目なのだ。
先生から呼ばれた僕は、ドキドキとした緊張を押さえ込みながらも【ガチャ】へと歩いていき、その隣でニコニコと微笑みを絶やさない女神様が視界に入る。
(絶世の美女ってこんな感じなのだろうか……世界三大美人なんてものがあったけど、女神様がいたら形無しだろうな)
やがて【ガチャ】の前に立った僕に、女神様が声をかけてきた。
「頑張ってくださいね」
女神様にそう言われたけど、【ガチャ】を回すのに頑張りとかいらない気がする。もしかして、【ガチャ】を回すほどの力がないと思われたんだろうか。
さすがにそれはないか。【ガチャ】を回せないってなったら、女子たちにも劣る筋力どころか、小さな子供たちにまで劣る筋力となってしまう。
何はともあれ、僕は別の思考に捕らわれてしまった経緯もあってか、緊張はいつの間にかなくなっていて気負うことなく【ガチャ】を回した。
――ガチャガチャ……ガチャ……ガコン……コロコロ……
……黒だ……
「シークレットですね」
女神様の言葉もそこそこに、僕は気になる中身の確認をする。
(……学生……?)
そう、開いた紙の中には【学生】と書かれていた。書かれていた内容にキョトンとしている僕に対して、女神様はレアリティを告げてきたので、それを聞いた僕はとりあえず紙をカプセルに仕舞い込んだら、ポケットの中に突っ込んで元の位置まで戻るのだった。
(……うーん……学生……学生か……)
確かに現在の地位を指すのならば、僕は“学生”で間違いない。友達に借りた小説の中身からして、ちょっと【剣士】とか【魔法使い】とかに期待していたんだけど、学生か……
僕が物思いにふけっている間にも【ガチャ】の順番は順調に進んでいたようで、全員が引き終わったのか女神様が口を開いたことにより、現実世界に引き戻された。
「狙っていた職業を取得できた者や、できなかった者がいるようですね。引き直しをするのであれば今のうちです。向こうへ送り出したらもう変更はききませんので」
女神様のその言葉を聞いたクラスメートたちは、引き直しする考えが頭をよぎっているのだろうか、何かを悩んでいる顔つきになっている。
だけど、寿命と引き換えというのがネックとなっているようで二の足を踏んでいる感じにも見て取れる。
そのような雰囲気の中で、声を挙げるクラスメートがいた。
「引き直しさせろ。やるのは11連ガチャだ」
その声を聞いたクラスメートたちは我が耳を疑っているようであり、ざわざわとどよめきが起こっている。
あいつは聞き間違いでなければ、「11連ガチャ」と言ったのだ。つまり対価はオマケの1回分を除く寿命10年分。明らかに正気の沙汰とは思えなかった。
(力也……バカだろ……もしかして、しょうもない職業でも引き当てたのか?)
そう、声を上げたのは中学の頃につるんでいた無敵力也だ。
「無敵君! 何を言っているのですか!? 寿命を10年分捨てるのですよ?!」
力也の言葉によって堪らず先生が物申していたけど、相手はあの力也だ。素直に聞く耳を持つわけがない。
「教育実習生ごときが口を挟むな。よぼよぼのジジイになっても生きていくなんざ、まっぴらごめんだ。しかもアレだろ? 最近は認知症というのがあるらしいじゃないか。自分が誰かもわかないくらいになる可能性があるなら、その前に死んだ方がマシって話だ」
ほらね。力也は不良なんかしているけど、何気に頭は回る方だ。不良のくせにしれっと頭がいいから、手に負えない。
「絶対にそうなるとは限りません!」
先生は説得を諦めた方がいいと思う。あいつに言うことを聞かせようとしたら、とりあえず殴って止めるしかないから。
「その保証がどこにある? もしそうなったらあんたはどう責任を取る? 俺がよぼよぼのジジイってことは、あんたはその上を行くババアだぞ? 人1人の人生の責任をあんたは取れるのか?」
「それは……」
人1人の人生なんて大仰なことを口にしているけど、まぁ、確かに力也の人生は力也のものだ。よほど周りに迷惑をかけるようなことを仕出かさない限りは、放っておいた方が大人しくしているだろ。
「理解したなら黙ってろ。俺の人生は俺が決める。他人のあんたが口を挟む余地はない」
「ヒュ~力也の無敵感がぱねぇ!」
「認知症って何だ?」
「うちに聞くなし」
「ボケるってことよ」
「そりゃなりたくないわな」
「私も引こうかな……」
そして力也はまさかの寿命10年分支払いで、11連ガチャを回したのだった。
次々と並ぶ色とりどりのカプセル。シークレットから下は銅色まで。
(あいつ……くじ運って良かったのか?)
さすがに目の前で見せられては、僕も引き直そうかなって気持ちがちょっと出てしまうけど、寿命を減らされて父さんよりも早死してしまったら元も子もない。それは、最大の親不孝だって聞いたことがあるし。
そのようなことを考えていたら、各種レアリティを全て出した力也は、その中から黒、虹、金のカプセルを開けていく。
「……ほう……これはいいものを引き当てたな……」
「力也ぁ、何を取ったんだ?」
いつもつるんでいるグループの男子生徒がそう問いかけると、力也は思いもよらない返答をした。
「大魔王だ」
(力也が【大魔王】って……似合いすぎだろ。無敵な大魔王の完成じゃないか。あいつ、異世界で喧嘩とかふっかけていきそうだな)
力也の告げた言葉によってクラスメートたちは沈黙し、この場が静寂に包まれてしまうが、仲間の1人がすぐに騒ぎ始める。
「マジかよ!? 力也マジぱねぇ!」
「それって凄いのか?」
「だからうちに聞くなし」
「悪のトップだよ」
「つまり、食み出し者らしいものを引いたのか」
「よし、やっぱり私も引こう」
「俺も引くぜ!」
力也のグループの女子が同じように引きなおす意志を見せると、立ちどころに伝播してグループ全員が引きなおすことに決めた。
「んじゃあ、俺から行くぜ! 力也が大魔王なのに俺がただの神官じゃ、つるめねぇしな。ここは敵キャラっぽく悪魔神官とか出ねぇかな」
そんなことを呟きながら【ガチャ】を意気揚々と回していく男子は、既に寿命を消費することなど些細なことでしかないと思っているのか、全くもって躊躇いがないように思える。
そして、そのグループのクラスメートたちは、次々と【ガチャ】を回していくのだった。
「……よっしゃー! 悪魔じゃないけど【暗黒神官】ゲットだぜ!」
「俺は【暗黒騎士】だな。これは強いのか?」
「だからうちに聞くなって……あっ、【陰陽師】が出た。これなら知ってる、安倍なんちゃらのやつでしょ!」
「安倍晴明よ。私は……【ネクロマンサー】ね。何だか女なのに【根暗マン】って言われそうじゃない? 【ネクロガールサー】ってないの?」
「ハハハハハッ! お前、根暗目指してんのかよ! それだと【根暗ガールさ】って言ってるようなもんじゃねぇか!」
「あんたねぇ……」
「最後は私ぃ~……何が出るかな……何が出るかな? あっ、【アサシン】だ~忍び寄って後ろからグサリだねー」
揃いも揃ってシークレットを引き当てていくそのグループを見ていた他のクラスメートたちは、自分の手に入れた職業を見なおすと、引きなおしの思考が頭をよぎっているのか、紙と【ガチャ】をチラチラと交互に見ている。
そして、一部のクラスメートたちが迷っているところで、静かに佇んでいた女神様の声が響き渡った。
「それでは、もう引きなおす人はいませんか?」
「あいつら引きなおさないのか? もう2度と変えることができないってのに」
「11連の方がシークレット出たのに馬鹿だし」
「シークレットを引く最後のチャンスなのにねー」
引きなおしをしたグループの面々がそのような会話をしていると、“シークレット”と“最後の機会”という言葉が効いたのか、ロストゲイン効果によってレアリティの低かったであろうクラスメート、欲しかったものと違う職業を引いたクラスメートたちが、【ガチャ】の引きなおしを女神様に告げていく。
そして1人、また1人と引きなおしをしてしまうと、本当にレアリティの高い職業を引いてみせて、バンドワゴン効果による集団心理が働いてしまったのか、残るクラスメートたちは勝ち馬に乗るために教育実習生の制止も聞かず、女神様に申告しては引きなおしをするのだった。
やがて、引きなおしをしたかったクラスメートたちが全員引きなおすと、女神様は他に引きなおしたい人がいないかを確認したら最後の説明に入る。
「これから貴方たちは異世界へと転移します。転移先の場所は、勇者召喚を行った神聖セレスティア皇国という宗教国家です」
女神様の伝えた如何にもな国の名前を聞いた知識のある者たちは、ザワザワと色めき出していた。僕としては宗教国家なんて、小説を読んでいた限りではヤバそうな雰囲気しかないのだが。
「ここでは何もできませんが、その国に転移したあとはテンプレでお馴染みの『ステータス』と思い浮かべれば、自分のステータスを見ることができます。仮に他人へ見せたい場合は、『ステータス オープン』と思い浮かべればいいだけです」
そこで一区切りつけた女神様に、クラスメートの1人が手を挙げる。
「お話の途中ですみません、このカプセルは記念に持っていけますか?」
「欲しいのですか?」
「はい」
「……まぁ、別にいいでしょう。それは皆さんに差し上げます。いらない方はここへ置いていってください。勝手に消滅しますのでエコです」
女神様に質問をしたクラスメートはそこまでして欲しかったのか、カプセルをポケットに仕舞い込むと満足した顔を浮かべていた。
かくいう僕も、しれっとズボンのポケットの中に仕舞い込んだままである。記念品ともなると、持っていたくなるのは人間の性なのだろうか。
その後、ある程度の説明が終わった女神様は、僕たちへ別れを告げると神聖セレスティア皇国へと送り出してくれたのだった。
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