第2話父side息子が玄関に倒れているんだが
俺はアルフム公爵領を治める貴族。シニガ・ホルス・ヴァン・アルフム。
政略結婚だったが元々お互い相思相愛で仲がいい夫婦だ。
だがなかなか子宝に恵まれず子供はハキム一人だけ。
だがハキムは優秀で魔法の才はもちろんのこと剣術の才もずば抜けていた。
そして頭もいい。
親として当然のこと舞踏会ではいつも自慢していた。
そこで俺は思った。
ハキムに一つの村を任せよう。
最初は学校に入れようと思ったが初等部に通わずとも言い頭の良さを発揮していた。
そこで税もそこまで取れるわけでもなく特産品も何もなく取り扱いに困っていた村を。
任せた5年くらいは掛かる若しくは何もできないんじゃないかと思っていたが予想は大きく外れ領内で屈指の安全な場所とされた。
治安も改善され更には特産品やらもできた。税も増え俺もウハウハ。
息子の実力も見えた。
だが徴税額に関しては当初とは変えていない。
息子からの直訴もあったとはいえ未払い分は納めさせた。
それから浮いた話を聞かない息子からやっと浮いた話が聞こえた。
どうやら村娘に惚れたらしい。
それは良いことだ。俺は公爵位で息子のおかげでお金もウハウハ。
政略結婚などしなくていいと思っていた。
だが俺は息子を代官にして後悔した。
公務を終えて家に帰ると玄関に息子が倒れていた
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