第19話 Black hole
I am black hole.
全ての光を吸い込むこの黒い眼差し
善も悪も
美も醜悪さも
この両の瞳が吸い込み
僕の中で溢れる
混沌が
泣けばいいのか笑えばいいのか
わからなくなる時があるんだ
本当さ
誰かが笑っている陰で誰が泣いている
そんな世界で生きているのだから
それも当然か
マグカップに注がれたのは
black coffee じゃなくて
多分きっとmilk coffee
少し冷まして飲む
so I am black hole
この世界が僕を惹きつけるのか?
僕がこの世界を惹きつけるのか?
ニュートンが落とす
林檎で確かめてみようか?
世界と僕の間で
浮いた林檎
どうやらこれでも世界と均等はとれてるようだ
でも時々
受け入れられない現実があって
飲み込んでも胃に残るものがあったら
吐き出すよ
表現と言う名のホーキンズ放射
世界を飲み込み
僕の世界を再構築する
I am black hole
so I am black hole ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます