退場フェイズ
アオハルな少年少女の絵
--- GMメモ ---
退場フェイズは、PCが現場から去っていき、それぞれの元の生活へ戻るフェイズです。
闘いの直後でも構いませんし、後日談でも構いません。
--- 本 編 ---
***シーン 隆聖***
虎堂はいつものようにベッドの上で大いびきを掻いていた。
しかし、寝ていても気配の察知は怠らず、四方八方から見られているのを感じていた。
(魔獣殺したあとなら付け入る隙でもあると思ったか、馬鹿が)
技量を図るまでもなく、夢現の中で安眠を貪る。圧倒的な技量差に、誰かが義憤と現実の間で歯噛みした音すら聞こえる。
結局、虎堂が自主的に目をさますまで安眠は破られること無く、飄々とした様子でそのままホテルを出ていくのだった。
***シーン 晃***
本部へ魔玉を届け、家路につく道すがら考える。
若くして、羅刹姫を継いでからというもの、怪異と対峙してばかりで色濃いとは無縁だった自分と、戦い晃で出会った若者たち。
あの若者どこで道を間違えたか。
そして……
『アンタが魔獣になりそうになったら、後頭部毟ってでも連れ戻すからね!!」
そんな声が聞こえたような気がした。
***シーン アッサルト***
アッサルトは、ある場所の、ある丘の上にいた。
彼の右手に握られているのは剣ではなく、鉛筆で、
左手で支えられているのはスケッチブックだった。
紙には丘からの景色が描かれている。
『あー退屈だ。結局戦闘には参加できなかったしよ……』
『すまないな、ゴルフォ。でも、あの時だけは譲れなかったんだ』
絵を描くアッサルトの手は止まらない。
『でも、まさか急に絵を描きに行きたいなんてな……どういう心境の変化だ?』
『このところ描く暇がなかったし、それに…今回の任務で色々と思い起こされてな。無性に描きたくなったんだ』
絵にはいつの間にか4人の男女が描かれていた。皆後ろ姿で表情はわからないが。
それは存在しなかった時を表すのか、それとも未来を表すのか。描いた本人にも実のところわからなかった。
だが、せめて魔獣になって死んだ彼の供養になってくれれば。そうと思いながら描いた。
心地よい風が丘に吹いた。
--- 舞 台 裏 ---
GM:なんてエモい
アッサルト:アッサルトに絵描きの特技があることを思い出して、それを使ってみたかった
GM:いいでしよ、これだけでアオハルな雰囲気になれる。
GM:なぜ、僕はアッサルトを最後にしなかったのかorz
GM:もしもリプレイ書いたら最後にしよう(確信)←そうしました。
【セッション終了後】
GM:ということでアオハル第2部
GM:アオハルな青春映画の予告、設定をよんでシナリオ化計画でした。
アッサルト:お疲れ様でした!今回のアオハルもやりごたえがありましたねー
GM:アオハルな気分は味わえましたか?
隆聖:アオ……ハル? アオハルってなんですか?(へごへごした声で
アッサルト:味わえ…たかな?うん、味わえましたー(無理やり)
晃:ナイスなボートでどっか~ん…かな>アオハル
GM:あれええ? ならば、アオハル(魔獣戦線)でしたか?
アッサルト:たぶん、そうだったんじゃないかなー
隆聖:はい
晃:いやあ、熱いアオハル(魔獣戦線)でした。
GM:酷い
想い、想われ、殺し、殺され…… 水無月冬弥 @toya_minazuki
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