スキル詳細2
ステータスの上昇も凄まじいが、増強系のレベルが上がったり、その他スキルのレベルが上がったことによってスキルの数も凄まじいことになってしまった。
俺はスキルを整理する意味も込めて、改めてスキルを見直すことにした。
名前 佐島 靖
体力 1万2000/9250
筋力 6500
魔力 93万6100
敏捷 6500 ▲
Lv 1
職業 なし
スキル
『鑑定 Lv24』――見たものを鑑定する。レベルが上がるにつれ情報は詳細になる。
Lv24になっても他人のユニークスキルの効果は解んない。確かに見れば例えケンタッキーのスパイスの調合くらいなら解るが、正直それが何に役に立つのかは不明だ。気分的には鑑定はLv6で頭打ちだったような気がする。
『敏捷増強Lv63』――敏捷を増強する(ステータスの値+Lv×0.5×ステータス)今の俺の元のステータスは50なので、50+31.5×50となる。
因みに、敏捷50は大体50m6秒ジャストくらいの速さである。いつもは魔力負荷によってこれくらいの速度で走るように調整してるが、小学四年生にしてはあり得ないくらい速い。
『体力増強Lv72』――敏捷増強と同じ効果。俺の元の数値である体力50は、大体10km走ってもそんなに疲れないくらいである。
『筋力増強Lv63』――他の増強系と同じ効果。元の数値である筋力50は、30kgのダンベルで正しいフォームで筋トレできるくらいである。
『超回復Lv82』――身体ダメージを食べることによって回復する。ダメージを受けた部分は強化される。
このスキルはレベルが上がるごとに効率も上がって行くみたいで、これのお陰で1kgのプロテインが一週間は持つようになった。
『並列思考Lv7』――マルチタスクをする際に補正が掛る。
このスキルは『演算』がカンストしたときに手に入ったスキルだ。一つのことに集中すると他のことに気が回らなくなるタイプの俺は、このスキルを得ても、並列した思考を一つのことに向けるだけだったので、そんなに恩恵は感じられなかった。
『魔力増強LvMAX』――他の増強系と効果は同じである。
『魔力増強Lv32』――魔力増強のスキルがカンストしたときに手に入った二つ目の魔力増強。下記の『スキル重複』によって効果が重複する。
因みにこの補正は上記の魔力補正で補正を掛けたものに更に補正を掛ける。
『農業Lv11』――農業をする際に補正が掛る。
『教授Lv12』――人にものを教える際に補正が掛る。
『柔軟Lv42』――柔軟をする際に補正が掛る。
『ダメージ軽減Lv38』――レベルが1つ上がるごとに10%ダメージが軽減されていく。Lv38なら(0.9の38乗は大凡0.018なので)大体98.2%ほどダメージをカットしてくれる。
『魔力効率増強Lv42』――魔力を使う際に効率が良くなる。少ない魔力でかなり硬くできたり、恩恵は意外に少なくない。
『遊泳Lv50』――遊泳する際に補正が掛る。
基本的に俺が泳ぐのは、水くらいの硬さにした魔力だが、Lv50あれば俺のバカ高いステータス込みでカジキマグロよりは速く泳げる。
因みに、魔力効率増強の効果も相まって、俺は魔力のプールを街一つ分まで広げられる。
『魔力強化Lv22』――魔力を強化する(×Lv倍)
『隠密Lv22』――隠密行動の際に補正がかかる。気配が消える。
かくれんぼの時に習得したスキルだが、このスキルLv10を越えた辺りから、カメラに映らないなどの光学迷彩の機能まで得られた。
Lv22の目安は、目の前に居ても認識できない程度である。
『体力強化Lv5』――体力を強化する(×Lv倍)
『敏捷強化Lv4』――敏捷を強化する(×Lv倍)
『筋力強化Lv4』――筋力を強化する(×Lv倍)
特殊スキル
『精神完全耐性』――精神耐性Lv10の時に習得したスキル。ありとあらゆる精神攻撃から守ってくれる。
とあるが、あるいは俺が死ぬほどトレーニングしても辛くないのはこのスキルのお陰かもしれない。
『俊足』――魔力を足に纏うことで、もの凄く足が速くなる。
『剛力』――魔力を肉体に纏うことで、もの凄い力が出る。
『体力自動回復』――体力の残量が100%を下回るとき、1秒ごとに1%ずつ、自動で回復する。
『魔力操作』――魔力を操る際に補正が掛る。
『魔力吸収』――触れることで対象から魔力を吸収することが出来る。
『魔力完全耐性』――魔力による攻撃、威圧、自らの魔力によって起る全ての事象に完全な耐性を得る。
要するに、自らの魔力で押し潰されたり呑み込まれたりすることはないってことだ。
『魔力解放』――魔力を解放することで、限界を超えた魔力を出すことが出来る。
何回か使ってみたが、目安として3時間くらいの間、自らの魔力を1.5倍に引き上げられるみたいだ。時間を短くすればもっと増やせそうだが。代償としてその日一日は魔力を使えなくなるのであまり使いたくはない。
『魔力威圧』――魔力の数値によって威圧する。発動したいと願えば、俺の魔力の数値の1/100を下回る人間を、俺の魔力の届く範囲内(灯火の濃度で良いなら、県一つ分くらい)の人間を強制的に気絶させることが出来る。
試してないが、魔力濃度によって1/10とかでも気絶させられるかもしれない。
『超演算』――ありとあらゆる演算において補正が掛る。また、脳機能が上昇する。俺が小学校程度とは言え、かなり昔にやったことを勉強もせずに、全てのテストで満点が取れるのは半分くらいはこのスキルのお陰である。
『物理完全耐性』――物理攻撃、威圧。自らの筋力によって起る全ての事象に対して完全な耐性を持つ。
要するに、自分の筋肉が重くて怪我をするとか、そう言うことがなくなるってことだ。
『瞬歩』――任意で発動すれば、過程を無視した移動が出来る(最大効果範囲30m)
過程を無視とは要するに、途中に電柱とかがあってもぶつからないってことだ、
正直、30m程度なら瞬歩を使う際に訪れる溜を考慮して、普通に走った方が速い。
『縮地』――任意で発動すれば、目的地までの距離を短くする。
こちらも、原理は不明だが使えば本当に距離が短くなってる。アメリカに不法入国したいときに、太平洋を縮地するとか、使い道があるのか?
試してみたけど、思いの他使いどころが難しかった。
『神速』――任意で発動すれば、もの凄く速くなる。マジで速くなる。純粋に走る速度を底上げしてくれるので、悪くない。
『加速』――走れば走るほど、動いていればいるほど速度が上昇していく。
『体力吸収』――触れた相手から体力を吸収することが出来る。
『体力貯蓄』――体力吸収によって吸収した体力を最大体力を越えても貯蓄することが出来る。12000/9250とかなってたのは、このスキルの効果である。
『審美眼』――ものを見る際に、補正が掛る。
鑑定スキルがLv20になったときに増えたスキルだが、役立ってるかは不明。
『関節可動域増加』――間接の可動域が増える。
柔軟Lv30の時に得たスキルで、例えば膝や肘を逆方向に曲げられたりするようになるスキルだ。気持ち悪い上に、使い道もあんまりない。
関節技が決まらなくなるくらいか?
『金剛力』――剛力の強化版
『筋硬化』――筋肉をもの凄く硬くすることが出来る。試してみた感じ、ダイヤモンドよりは硬そうだった。
『筋力威圧』――筋力の数値によって相手を威圧するスキル。任意の発動で筋力数値が1/100以下の相手を気絶させることが出来る。
『阿修羅』――魔力によって自らの分身を生み出し、三面六臂の力を得られる。
魔力で自分の分身を作って取っ組み合いをしてたら手に入ったスキルだ。正直使い道はない。
『スキル重複』――魔力増強がカンストしたことで手に入ったもう一つのスキル。
強化、増強系などのスキルは今まで増強系などのレベルアップボーナスが手に入ってもレベルの高い方に統合され消滅していたが、これがあることによって二つ以上同じスキルを所有し、また、重複して効果を得ることが出来るようになる。
このスキルのお陰で魔力の数値が馬鹿げたことになった。
固有スキル
『反復試行』――反復して試行する場合の効率化、および成長率に補正がかかる(反復回数によって倍率が増える)
スキルのレベルを上げるために必要な経験値はLvが上がるごとに増えている。
その事実は鑑定のLvが上がったことによって判明した。
しかしそれでも成長が加速するのはこの固有スキルのお陰である。
いちかちゃんが俺から滲み出る威圧を『慧眼』でスルーできるように、固有スキルが優秀なのか、それとも反復試行が特に優秀なのかは解らない。
ただ、このスキルなしでは俺はここまで強くなれなかったのも事実だ。
佐島靖、二周目10歳。目的もなく、ただ楽しいからと言う理由のみで際限なく強く成長し続けるこの男は、もうじきこの世界に訪れる大きな災厄の前兆をうすうすと感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます