第43話 21時02分
俺と長瀬が読んでいた本というのは、異世界モノというか。ちょっと不思議な感じのお話。と、でも言えばいいのだろうか。
◆
とある、事故に巻き込まれた、男女2人が、現実世界から、突然異世界に飲み込まれ。現実世界に帰るまでの話――という感じだろうか。
だろうか。と、いうのは、俺の記憶が、いろいろ乗り越えて来た……えっと。6巻か。それまでのことしか知らなくてな。この今手にしている7巻でどう終わるか。だからだ。
俺は長瀬に見られつつ夜の神社で最終巻を読みだした。
初めに俺の頭に、残っている記憶をざっと思い出すと――。
物語の主人公になるのは、高校生の男女2人。家が隣同士で昔からどんな時もともに行動。だったのだが、
中学、高校に、上がるにつれて、周りからのちょっかいなどもあり。一緒に、居る事に対して、恥ずかしさが生まれ、2人の仲は悪くなっていた。
けれど、仲が悪くなっても、学校さらにクラスまでずっと同じ2人は、その日も、会うなり喧嘩をしつつも。2人で、駅まで来ていた。そして、同じ電車に、乗り込んだ。いつものように、走っていく電車……だったのだが。
突然大きな衝撃を2人が襲う。
2人は、脱線事故に巻き込まれたのだ。そして、目が覚めると……2人は、全く知らない場所。異世界へと飛ばされていた。
その場所で、2000年生きてきたという。神の木。2人の飛ばされた世界を、まとめている神様に2人は会った。
その神様から、2人は稀にある。異世界からの迷い人と言われ。現実世界では、意識不明の状態である。こちらで、もし死ぬようなことがあれば、現実世界でも、それは、死ぬことを意味する。と、教えられた。
そして、戻りたいならば。2人協力して、神の地の奥地にある扉を開けよと。言われた。さらに迷い人が、2人居なければ助からない。とも言われたのだった。
そこから、2人冒険が始まるのだが。
神様には、2人協力してと言われたが。この男女2人は、すぐに別々の行動をした。理由は、現実世界で仲が悪いのに。異世界まで来ても、仲の悪いお隣さんと、一緒に居たくない。という2人の意見が一致し別々に行動を開始した。
先ほど聞いた、扉までいけばいいんだろう。という軽い考えで、2人は歩き出したのだった。
物語が始まってから、しばらくは平和。ただ進むだけで途中にある。課題というか。ミッションみたいなのがあり、それを個人でクリアしていっていた。
しかし、物語中盤までは、難なく別々に来ていたが、次第にミッションが難しくなり。2人とも毎回命の危機を感じ出していた。そして、仕方なく。という形で。2人は、扉に着くまで、協力していくことになる。
そこからは、2人でミッションを行っていくので、効率も上がり、難しいミッションも、2人で協力しつつ、クリアしていく。
それを、何か月としていくと――次第に、2人の仲は昔のような雰囲気になりつつあった。
そして、とあるミッションを、クリアした時に。神の地への場所をついに聞いた2人。
最後のミッションを探し。教えられた土地へと向かった。この時すでに2年と102日が経過しており。2人はいつの間にかこの世界では、最強クラスの冒険者ペアとなっていたのだった。
というのが、6巻までの話。ざっとだが、多分合っているはず。本当は、もっといろいろな出来事とかが、あったのだが。それを、思い出している時間がなかったのでね。許してくれ。気になる人はこの本『rtyujkl;iofpeoiu』でも読んでくれ。あれ?なんか今文字化けしなかったか?って、俺は何を言っているんだ?まあいいか。気のせいだな。
とにかく。これから、最後のミッションに、向かっていくというのが。今、俺が手にしている本である。
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